1年 文科 理科 2年 文科 理科 木 2 A 1年 文科 理科 2年 文科 理科 時間割コード 時間割コード 全学自由研究ゼミナール 51383 授業の目標概要 私たちは、息をするのと同じくらい自然に言語を話しながら生活しています。しかし、日常生活からメディア、政治に至るまで、ありとあらゆる場面で言語は私たちの生活に大きな影響を与えているのです。この授業では、言語と社会とのつながりについて、東京カレッジの3つの研究テーマ(「内から見た日本、外から見た日本」、「2050年の人文学」、「デジタル革命と人類の未来」)と関連づけながら学びます。そして、言語学という分野を通して、多国籍、多言語社会への取り組み、人文科学の未来など、21世紀の世界に不可欠な様々なトピックについて話し合いましょう。 【学びの目標】 ▶ 現在世界中の言語学者がどの問題について議論しているのかを理解すること ▶ 言語学、社会言語学、認知言語学の概念と用語の基本的的なレベルで理解すること ▶ 学際的な視点から言語に関連するローカルおよびグローバルな問題を議論することができますこと ▶ あなた自身の分野で言語の特徴と言語の問題について議論することができること We often use language like air – without even realizing it is there. However, from everyday life to media and politics, it is difficult to overstate how powerful language can be. In this seminar, we will explore the connection between language and life through the lens of three of the research themes of Tokyo College: Japan Viewed from Inside and Outside, Humanities in 2050, and the Digital Revolution and Future of Humanity. With linguistics as our anchor, we will consider a variety of topics, including linguistic diversity, transnationalism, and the future of humanistic thought. After successfully completing this course, you will •understand what topics are discussed by linguist today all over the world •have a basic understanding of concepts and terminology of general linguistics, sociolinguistics and cognitive linguistics •be able to discuss local and global issues related to language from the interdisciplinary point of view •be able to discuss features of language and linguistic issues in your own discipline 51297 A1 授業の目標概要 (オンラインで開講予定です) 開講 21世紀の言語と人生 開講 国連とインクルージョン 2015年、国連で193カ国の首脳によって採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」。SDGsは、2016年から2030年までの国際の優先事項を定めたもので、「誰一人取り残さない(Leaving no one behind)」こと、すなわち「インクルージョン」をコア概念としている。 国連では、女性、子供、移民・難民・国内避難民、先住民・少数民族、障害者、高齢者、LGBTI等のインクルージョンが重点課題とされている。偏見や差別により周辺化された人々は、身体的・性的暴力や殺人を含む人権侵害、貧困をはじめとする様々な開発上・心理上の困難に曝されることが多い。また、国際社会においては、障害、LGBTI、精神保健等、テーマ自体が周辺化されることもある。 2021年度A1ターム「国連とインクルージョン」では、「誰一人取り残さない」ことや「インクルージョン」をメインテーマに、「精神保健・心理社会的ウェルビーイング」と「精神障害・知的障害のある人のインクルージョン」を具体例として検討する。また、苦しい立場にある人への「こころのケア」についても学ぶ。 SDGsでは、「精神保健・心理社会的ウェルビーイング」が初めて国際の優先事項として含まれた他、5つの目標が障害に言及しており、今後の開発・人権を考える上で重要な分野である。中でも、感情や心のウェルビーイング、精神障害・知的障害は目に見えにくく、スティグマや偏見も強いため、周辺化されやすい。開発途上国では、精神・知的障害者に対する殺人や暴力等が多く見られる他、閉鎖施設等で鎖に繋がれる等、重篤な人権侵害が後をたたない。一方で、4人に1人が精神疾患を経験し、OECDによると精神疾患による経済的コストはGDPの4%以上である。また、世界銀行とWHOは、精神保健に対する1ドルの投資は、3ドルの利益を生むとしている。また、心理的応急処置(PFA)等、一人ひとりがこころのケアのためにできる手法も確立されてきている。 国連では、2006年に障害者権利条約が採択され、批准国においては精神・知的障害も含む障害者のインクルージョンが法的義務となった他、SDGsや仙台防災枠組でも優先事項に含まれた。しかし、これらの実施をめぐっては、差別的態度を含む社会的障壁、身体拘束や強制入院、重度の障害や認知症を持っている人々の意思決定や社会参加、精神障害者や知的障害者のアクセシビリティーの確保方法、予算・人材確保等をめぐり、難しい課題が多い。 本講義では、国連機関職員や当事者を含む講師から世界と現場の状況を学びつつ、心のウェルビーイングと多様性をめぐる国際社会の新しい解決策を考える。また、これを通して、国連の実際およびインクルージョンについて学ぶことを目的とする。 Life and Language in the 21st 講義題目 講義題目 Century FACIUS Michael 担当教員 担当教員 井筒 節 教養教育高度化機構 木 4 所属 東京カレッジ 所属 曜限 単位 対象 曜限 単位 対象 1 1
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