1年 文科 理科 2年 文科 理科 授業の目標概要 新型コロナウイルス感染症の影響を受け、小・中・高のGIGAスクール構想は前倒して進められ、大学でのオンライン授業やハイブリッド授業も通常運用されるようになり、日本においても教育のICT化はようやく進み始めたように見受けられます。しかしながら、これらの取り組みの目的は単に「コンピューターを使って教育を行う」ということではありません。各学習者の履歴や特性を把握して、それぞれに合った教育ブログラムを提供する、ということが目されており、デジタル機器はそのためのログを蓄積するツールとしての役割が期待されています。 教育データの活用により、個々人の学習進度に合わせたコンテンツを提供することや達成度評価の方法が転換することが、直近の利点として挙げられます。さらに、学校に来ることができなかったり、あるいは認知に特性がある子どもに対してその能力を最大限に活かす教育プログラムを設計することが目標としてあげられます。また、居住地域に依存せずに高度な教育を受ける機会を提供することにより、地域格差の解消や、海外を含む遠隔地を巻き込んだ体験学習を行うといった取り組みにもICTは活用されています。 さらに、教育をポスト情報化社会を生き抜くための認知能力を高める機会と考えるならば、従来の教育アセスメント法のみならず、学習者の脳活動などの生理データを利用して学習効率を高めていく可能性についても注目が高まっています。 本講義では、個別最適化教育やICTを活用した教育実践をされているゲストスピーカーをお招きし、将来のベストプラクティスを模索します。個人によるデータ管理のあり方や、脳機能計測の教育利用の可能性を知るために、データ取得や分析も体験します。 主にオンラインで講義を行いますが、数回の対面授業を予定しています。 A 1年 文科 理科 A 2年 文科 理科 1年 文科 理科 A 2年 文科 理科 授業の目標概要 地球温暖化の主因と考えられる温室効果ガスの約9割は二酸化炭素が占めており、その排出源の殆どはエネルギー由来である。このため、世界では「カーボンニュートラル=脱炭素社会」の実現に向けて、エネルギー分野において産業革命以来最大ともいえる変革の波が押し寄せている。わが国でも、2020年10月、菅義偉総理大臣は国会における所信表明演説で、「2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、すなわち2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指すことを、ここに宣言いたします。」と述べ、続けて「もはや、温暖化への対応は経済成長の制約ではありません。積極的に温暖化対策を行うことが、産業構造や経済社会の変革をもたらし、大きな成長につながるという発想の転換が必要です。鍵となるのは、次世代型太陽電池、カーボンリサイクルをはじめとした、革新的なイノベーションです。」とし、国がカーボンニュートラルに向けた取組みを強力に後押しすることを表明している。その具体策として、2020年12月に経済産業省から、2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略が発表されたが、その全てはエネルギー関連技術に基づく産業に関わるものである。本ゼミナールでは、持続可能な社会の構築に向けて、環境と経済の好循環を実現するための2050年に向けた分野横断的なアプローチを議論する。 時間割コード 時間割コード 時間割コード ICTは教育をどう変えるか:学問分野を自由に横断するという、日常生活の中にある茶碗から私たちの挑戦。 普段は特別に意識しない、なんの変哲もない茶わんと湯であっても、よくよく観察することで様々な系に共通する普遍的な構造や法則および、最新の知見と関係していることが見えてくる。 オムニバス形式で行う本ゼミは、物理学者・寺田寅彦の名随筆「茶碗の湯」を起点とし、その追体験、加えて寺田が文中で言及しなかった器としての茶碗や湯(お茶)に関連する考察・講義を実演を交えながら試みる。寺田寅彦的思考、学際的な研究、独創的な研究、実社会問題の発見や解決と密接に関係しうる研究とはどんなものか問いかける講義もある。あらゆる先入観・偏見から解き放たれ、学問領域を自由に往来し、さまざまな視点・観点から知の獲得と思考のトレーニングをする機会を「茶わんの湯」を通じて提供する。今セメスターは、対面とオンライン授業の両方にて開講する。文科学生の履修を歓迎する。 Road to 2050 環境と経済の 全学自由研究ゼミナール 51303 51298 授業の目標概要 時間と空間を超越し、普遍性を追求し、多様性を受け入れ、 51305 開講 教育を個別最適化する 開講 「茶わんの湯」から最新の 科学を考える 開講 好循環に向けて 講義題目 講義題目 講義題目 担当教員 坂口 菊恵 教養教育高度化機構 火 2 橋田 浩一 担当教員 鹿島 勲 教養教育高度化機構 火 4 担当教員 瀬川 浩司 教養教育高度化機構 火 4 所属 所属 所属 曜限 単位 対象 曜限 単位 対象 曜限 単位 対象 2 2 2
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