2021Aシラバス
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総合科目 E(物質・生命) 51431 51432 A1 51433 51434 講義題目 授業の目標概要 講義題目 授業の目標概要 講義題目 授業の目標概要 講義題目 授業の目標概要 微生物の世界 微生物の種の多様性と微生物が示す驚くべき機能の多様性は、微生物が生物学、生物化学、遺伝学、生理学、分子生物学の基本的研究対象となり、かつバイオテクノロジーの主役として活躍する基本をなしている。本講義では、まず、イントロダクションとして、微生物学の歴史、微生物取扱手法、微生物の多様性を解説する。その後、種々の微生物(あるいは微生物群)について、それぞれが示す多様な生命現象をわかりやすく紹介していくことで、受講者を「微生物の世界」にいざなう。主として「人類に役に立つ微生物」という農学的見地から微生物について解説するが、受講者には、いわゆる「応用微生物学」のエッセンスを学んでいただきたいと考えている。 植物の機能とその利用 前世紀後半、世界の食料生産は「緑の革命」に代表されるような資本投入型技術の開発により大きく飛躍した。これら増産主体の農業技術は、人口爆発に伴う食糧需要をなんとか支えてきた反面、農業生態系全体の調和・持続性との間に大きな摩擦を生んできた。さらなる人口増、工業化や砂漠化による耕地面積の減少、地球規模での異常気象などによってこのジレンマが拡大の一途を辿るなかで、問題解決に向けた新たな取り組みが求められている。 本講義では、農業生産の基礎となる植物の機能とその利用について最新の知見を解説し、将来の技術開発の方向性を考える。 高等動物の比較生物学:獣医学へのいざない 高等動物(主に哺乳類、鳥類)の生理、病気、感染症、診療など、加えて公衆衛生、ヒトと動物の関係などについて、主に農学部獣医学専攻の教員が講義する。 海の生命科学 水温、塩分、水圧等の大きく異なる棲息環境に、バクテリア、プランクトンなどの微小な生物から、各種の無脊椎動物、魚 類、大型ほ乳類に至る多種多様な生物が独自の進化・繁栄をしてきた。水圏には地球上のほぼすべての動物門が棲息しており、その多様性は陸上の比ではない。 水中での生活を可能にするために、陸上生物には見られない特殊な器官やユニークな代謝経路を発達させた種も多い。しかし、陸上生物である我々ヒトにとっ て、水圏にはまだまだ未解明の現象が多く、そこに未知の利用可能性や新たな研究領域の発展可能性を秘めたフロンティアが存在する。われわれ人類は、様々な 形で水圏生物と関わりを持っている。水圏生物に関する理解を深め、再生産可能な形で有効に利用することは、人類が真剣に取り組むべき課題である。この課題 達成のために求められることは、水圏生物をよく知ることである。 本講義では、水圏生物科学専攻各講座の教員が、(1)海洋生物の食への利用と生理調節作用、(2)海洋生物の有機化学、(3)海洋生物の生理、(4)海洋生物のゲノム科学、について、その研究の概要と最新の動向について紹介する。 時間割コード 時間割コード 時間割コード 時間割コード 開講 開講 アグリバイオロジー 開講 応用動物科学Ⅱ 開講 A A A 授業科目名 微生物の科学 授業科目名 授業科目名 授業科目名 海の生命科学 担当教員 大西 康夫 担当教員 井澤 毅、伊藤 純一 担当教員 堀本 泰介 担当教員 浅川 修一 所属 曜限 農学部 所属 曜限 農学部 所属 曜限 農学部 所属 曜限 農学部 水 5 金 5 月 5 金 5 対象 1年 文科 理科 2年 文科 理科 対象 1年 文科 理科 2年 文科 理科 対象 1年 文科 理科 2年 文科 理科 対象 1年 文科 理科 2年 文科 理科

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