2021Sシラバス
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~ 初年次ゼミナール理科 成績評価方法 授業のキーワード 講義・輪読・理論実習・解析実習、地球内部構造・地球型惑星の進化、弾性体・有限波長・理論地震波形・周波教科書 ガイダンス に行うことができる。 初年次ゼミナール理科の評価方法によって評価します。 次の教科書を使用する。/Will use the following textbook 書名 著者(訳者) /Author(Translator)東京大学教養教育高度化機構初年次教育部門・増田建・坂口菊恵編 出版社 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 成績評価方法 授業のキーワード 問題発見・解決型、土木工学、社会基盤学、自然災害、公共交通、鉄道ネットワーク、冗長性 教科書 ガイダンス 31498 火 4 宇宙を固体惑星の表層地形と振動から理解する 授業の目標・概要 地球惑星科学における基礎知識と論理的思考力、数量的スキルの涵養を目指す。そのために実際の観測データや理論モデルを用いた解析研究を体験し、その結果にもとづいた科学的議論を行う。前半は地球内部構造推定のための地震波波形解析を体験し、後半は月惑星探査データの解析、将来探査計画の立案を行う。 (1)固体地球科学 観測された地震波を解析することによって推定された地球内部の構造は、地球型惑星の進化の理解に貢献してきた。弾性体の運動方程式に基づき、地球内部を伝搬する弾性波(理論地震波形)をシミュレーションすることは観測地震波の解析に欠かせない。本ゼミでは、理論地震波形を計算し、フーリエ変換や周波数フィルタ等の波形解析の方法を適用して、地震波形データ解析の体験をする。また、波長に応じて、地下の構造に対する地震波の感度がどのように変わるかを可視化して議論することで、最先端の研究の雰囲気を味わっていただく。 (2)月惑星探査 月や惑星を研究する上で、最も有効な手段は月惑星探査によるその場観測やサンプルリターンであり、実際に日本の「かぐや」「あかつき」「はやぶさ2」などの月惑星探査によって多くの科学成果が創出されてきた。一方で、太陽系形成と進化に関わる未解決問題は依然残されている。本ゼミでは、当該分野の論文を講読し、太陽系科学、惑星科学における現状理解と未解決問題を把握するとともに、実際の月惑星探査データの解析を体験する。また問題を解決するために必要となる将来の惑星探査計画を検討する。 初年次ゼミナール理科の評価方法によって評価します。 数解、太陽系探査・月惑星探査・小天体探査 教科書は使用しない。/Will not use textbook 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 31499 火 4 授業の目標・概要 自分たちで設定した健康に関する問題の解決のために、研究計画を立案し、調査を行い、考察する過程を実際成績評価方法 授業のキーワード 問題発見・解決型、調査、研究、健康総合科学、看護科学、健康 教科書 ガイダンス 31501 金 1 授業の目標・概要 近年、大地震や集中豪雨等の自然災害により公共交通機関がその機能を短期的・中長期的に失うケースが多発している。例えば、令和元年台風19号襲来時には、千曲川の氾濫により長野新幹線車両センターが水没し、多くの新幹線車両が使用不能となった。 今後30年以内に70%の確率で襲来する首都圏直下地震や近年頻発している豪雨災害に対して、本授業では公共交通、その中でも鉄道によって支えられている旅客・物流ネットワークの頑強性・冗長性・脆弱性を調査し、今後の施策の方向性・あるべき姿を議論する。 授業ではまず過去の自然災害(大地震、豪雨災害)を取り上げ、特に鉄道インフラの被害や復旧プロセスを調査し、当該災害が投げかけた課題、その後の対策状況をグループワークにより調査する。 次に、今後予想される災害に対して鉄道インフラ個別の対策(耐震対策、補強箇所の選定等)や、鉄道ネットワーク全体(他交通機関含む)の冗長性を高める対策について議論する。 これらの調査・議論を通じて、首都圏における公共交通の自然災害に対する備え、頑強性(脆弱性)を議論する。 初年次ゼミナール理科の評価方法によって評価します。 次の教科書を使用する。/Will use the following textbook 書名 著者(訳者) 東京大学教養教育高度化機構初年次教育部門・増田建・坂口菊恵編 出版社 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 科学の技法:アクティブラーニングで学ぶ初年次ゼミナール理科 東京大学出版会 科学の技法:東京大学「初年次ゼミナール理科」テキスト 東京大学出版会 生きることを支える看護科学研究入門 諸田 智克 仲上 豪二朗 渡邉 健治 理学部 医学部 工学部 公共交通と自然災害~鉄道ネットワークを例に

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