2021Sシラバス
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初年次ゼミナール理科 成績評価方法 授業のキーワード 授業のタイプ(「問題発見・解決型」など)、天文学/Astronomy、銀河/galaxy、ダークマター/dark matter、宇宙論教科書 ガイダンス [概要] 生物個体や細胞の生命機能は多様な「運動」によって支えられている。本講義では細胞の移動や変形などの狭義の細胞運動に加え、細胞内物質輸送や運動性細胞小器官の「運動」を生み出す分子的基盤を学ぶ。授業は当該分野で研究活動を行っている三名の教員が担当し、それぞれの担当回において、細胞運動の基礎や各々の研究内容を最新のトピックを交えつつ紹介する座学と学生参加型の課題で構成される。具体的な内容は以下の通り。[高尾]:適切に制御された細胞の動きにより、体の組織の形成など様々な機能が生まれる。このような細胞運動の制御メカニズムやその計測方法(イメージング・画像解析・機械学習など)に関する研究トピックを紹介する。関連分野の論文についてグループごとに議論し、理解した内容を発表する。[牧野]:生体運動を引き起こす分子モーターの「かたち」に着目した研究トピックを紹介する。その後グループごとにタンパク質分子や生体構造を1つ選び、その3D構造を実際に観察する演習を行う。また原著論文を読み、分子の構造から運動(機能)がどのように説明できるのかを考察し、グループごとに発表する。 [池田]:細胞内物質輸送の制御機構を課題とした研究内容を紹介する。グループごとに関連分野の総説論文を通読し、グループ討論の後、簡単な発表を行う。 [目標] ・細胞運動とそれに関わる細胞内構造の概要と重要性を認識し、それがどのような研究から導かれたかを理解する。 ・グループワークにおける主体性を身に着け、グループプレゼンテーションのための共同作業や議論の組み立て方を学ぶ。 ・発表及び建設的な討論の技術を身に着ける。 初年次ゼミナール理科の評価方法によって評価します。 教科書は使用しない。/Will not use textbook 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 成績評価方法 授業のキーワード 論文読解型、生物学、細胞運動、細胞内物質輸送、構造生物学、分子モーター 教科書 ガイダンス 31489 木 3 授業の目標・概要 今年度はダークマターについて考える。これまでの研究史を振り返りながら、どうしてこの概念が現代天文学で必要とされているのかを知る。ダークマターに深く関与する観測事実について理解し、現代天文学においてダークマターはどのような意味を持つか、またその正体を暴くにはどうすればよいかを最終的には議論する。 Reading through a historical review of dark matter, we will consider dark matter. We will look back at the history of research and understand why this concept is needed in modern astronomy. We will understand several important observations that are deeply related to dark matter, and finally discuss how to resolve its nature. 初年次ゼミナール理科の評価方法によって評価します。 /Cosmology 次の教科書を使用する。/Will use the following textbook 書名 著者(訳者) 出版社 その他 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 31490 木 3 授業の目標・概要 Unsolved problems in Astronomy: Dark matter The dark matter problem : A historical perspective Robert H. Sanders Cambridge University Press 教科書を購入する必要はありません。UTASのオンライン授業内容参照。 宇宙の未解決問題を考える。 細胞運動と細胞内構造 柏川 伸成 池田 一穂 理学部 医学部

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