初年次ゼミナール理科 成績評価方法 授業のキーワード 無機化学、有機化学、生物物理学 教科書 ガイダンス 「生命」は化学物質の変換を巧みに行い自律的に活動する複雑なシステムです。また「分子」はそれらの化学物質の基本的な構成単位であり、機能の発現において中心的な役割を担います。生命や分子を「化学」の視点から眺め理解することは、私たち自身や周りの現象を深く知る上で欠かすことができません。 私たちは「化学」の力を使い、「分子」をデザインすることで自らの創造力を具現化することができます。天然に存在する分子を模倣したり、自然界には存在しない人工的な分子や素材を創り出すことで、これまでにない全く新しい機能を持たせることも可能になります。これらのアプローチは、生命現象の理解や病気の発症機構の解明のみならず、エネルギー問題や食糧問題の解決など、人類社会が抱える数多くの問題を解決する糸口を提供します。 本ゼミナールでは、生命現象や機能性分子に焦点を当てながら、様々な課題を解決するために、化学や分子の視点からどのようにアプローチし、アイデアを具現化するかについて、文献調査やディスカッションを通じて、主体的に考えることを主眼にしています。最終的にオリジナリティの高い提案を行うことを目標に進めていきます。 具体的には、ウイルス等の病原体による感染症を含めた病気の診断・予防・治療法の開発に役立つような、化学・バイオの力を使ったアプローチの提案に挑戦します。感染症が拡大するとき、体の内外に存在する分子がどのように相互作用するかを学びながら、感染症に対抗するためのアイデアを試行錯誤し、オリジナルなアプローチの提案を目指しましょう。 目標: ・解決すべき問題に対して自ら課題を設定し、解決法を提案する主体性を育成する。 ・グループによる課題設定。進捗状況の共有、プレゼンテーションの実施、質疑応答など共同作業におけるスキル、グループワークにおける主体的な関わり方を身につける。 ・自然科学における論理的思考法、批判的思考法、建設的な議論などの組み立て方について学ぶ。 初年次ゼミナール理科の評価方法によって評価します。 次の教科書を使用する。/Will use the following textbook 書名 著者(訳者) 東京大学教養教育高度化機構初年次教育部門・増田建・坂口菊恵編 出版社 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 成績評価方法 授業のキーワード 問題発見・解決型、化学・生命科学、DNA, RNA, タンパク質、生体高分子, 有機分子 教科書 ガイダンス 成績評価方法 授業のキーワード 授業のタイプ(「問題発見・解決型」など)、学術分野(大分類/小分類)を記載、DNA情報、グループ討論、文教科書 ガイダンス 31480 火 3 授業の目標・概要 本講義では、工学部応用化学科で現在展開されている無機化学・有機化学・生物物理学をベースとした材料・デバイス開発研究の世界最先端トピックを取り上げ、ブレークスルーを生み出すきっかけとなった発見や成果をもたらした研究を通じて化学研究の魅力に触れると共にベーシックなサイエンティフィックスキルの習得を目指す。主に、センサ、高分子材料、生体分子などを題材として、最先端研究を牽引する研究者による話題提供や文献読解により研究背景や基本原理、実際の研究とその舞台裏、応用展開や新しい概念の創出に至るまでを順を追って学び、グループディスカッションや演習などにより理解を深める。 初年次ゼミナール理科の評価方法によって評価します。 次の教科書を使用する。/Will use the following textbook 書名 著者(訳者) 東京大学教養教育高度化機構初年次教育部門・増田建・坂口菊恵編 出版社 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 31481 火 3 授業の目標・概要 概要: 31482 火 3 授業の目標・概要 生物の遺伝情報はDNAの配列情報として細胞の中に記録されています。この情報は、遺伝子発現という形で、それぞれの細胞の機能や運命を制御し、最終的には動物個体にさえ影響を及ぼします。我々は、このDNAの情報を解読し、様々な方法で利用することで多くの恩恵を受けてきました。本ゼミナールでは、DNA情報がどのように研究されているのか、また、生活の中でどのように利用されているのかについて、DNA情報データの活用を体験しながら学んでいきます。さらに、最新のDNA研究成果の社会実装の可能性を議論します。 初年次ゼミナール理科の評価方法によって評価します。 献検索、プレゼンテーション 教科書は使用しない。/Will not use textbook 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 DNA情報を考える 科学の技法:東京大学「初年次ゼミナール理科」テキスト 東京大学出版会 科学の技法:東京大学「初年次ゼミナール理科」テキスト 東京大学出版会 化学のブレークスルーに学ぶ(2) 症への対抗手段を考えよう 長島 一樹 鈴木 勉、鈴木 健夫 杉浦 幸二 工学部 工学部 農学部 化学を使って生命や分子の謎を解く :感染
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