2021Sシラバス
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初年次ゼミナール理科 31469 木 2 授業の目標・概要 【オンラインにて開講します】 31470 木 2 授業の目標・概要 日本では農林業の従事者が急激に減少しており、作業の省力化が求められている。本ゼミナールはそれぞれ農業と林業の機械化について研究している2名の教員が担当し、学習とディスカッションを行う。 前半のユニット1では、機械を研究する方法の一つとして、まず生物の機能を考察する。農学分野では植物や動物を生物学的にとらえることが多いが、ここでは物理工学的視点で生物の特徴と機能をとらえる。これは新たな機械やロボットを考案する上で一助となる可能性を持つ。講義形式で生物の持つ興味深い機能の事例を紹介し、グループワークで掘り下げる。続いて生物の機能を参考にした機械を考案し、発表する。 後半のユニット2では具体的な機械を考察する。日本の林業は急峻で足下の安定しない山地で木材という重量物を伐り倒し、運び出すという点で他国に例を見ない特殊性があり、機械化を難しくしているとされてきた。ユニット2では、林業の機械化の可能性を、ユニット1で得た知見も援用しながら小型機械と大型機械の両者についてグループワークで掘り下げ、新しい林業機械化のあるべき姿を発表する。 初年次ゼミナール理科の評価方法によって評価します。 プリントを配布する。/Will distribute handouts 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 31471 木 2 授業の目標・概要 富栄養化や貧栄養化、また海洋プラスチックごみなどの沿岸・海洋における環境問題は、陸域における人為的な活動が主な要因であり、陸と海のつながりを踏まえた対策が必要といえる。 本ゼミナールでは、上記を中心とした沿岸・海洋環境問題の概要や現状を学ぶとともに、それらと農業や水産業などととの関わりについて文献調査や学生同士の議論に基づいて理解を深める。そして複数のグループに分かれ、それぞれが興味のある沿岸・海洋問題を選択し、現状の対策を調査した上で、新しい視点からの解決策について討論し、最終的に発表を行う。 本ゼミナールは、環境科学、水産、農業をはじめとした様々な分野の知識を吸収しながら、環境問題解決への学際的なアプローチの必要性について学ぶことを目的とする。 ※原則オンライン実施 出席及び授業中の発表とレポート 全、富栄養化・貧栄養化、海洋プラスチック、農業と水産業 教科書は使用しない。/Will not use textbook 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 自宅で受講するオンライン授業に比べたとき、大学で受講する対面授業は何が違うのか? Cyber - Physicalの融合とか、Digital Transformation(DX)とか言ったときに、物理空間(Physical Space)には、どのような特別な性質があるのか、みなさん自身がいままさに経験していることや観察したことにもとづいて議論します。 同じ内容の授業を受けたとしても、自宅でオンライン授業を受けるのと、大学の講義室で授業を受けるのとでは何かが違う。その違いには、当然ながら、コミュニケーションの問題があります。しかしこのゼミでは、大学の講義室の空間に、何か特別な性質があるのではないかということを、建築学の観点から考えたいと思います。 授業の冒頭では「時間のなかの建築と都市」というミニレクチャーを行います。ここでは、建築や都市に積層した時間性こそが、モノとしての建築や都市そのものを豊かにしているのではないか、という仮説について論じます。それを受けて学生の皆さんには、主に東京大学の駒場キャンパスなどをフィールドとした調査・観察を行ってもらい、オンライン・グループワークのなかで、皆さん自身の観察・発見をもとに、その言語化・概念化および、写真を用いたプレゼンテーションの作成に試みてもらいます。 ※そのため、他の対面授業で駒場キャンパスに来た際に、空き時間でキャンパス内を観察したり写真撮影してもらったりという宿題を課すことになりますのでご承知ください。 初年次ゼミナール理科の評価方法によって評価します。 教科書は使用しない。/Will not use textbook 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 成績評価方法 授業のキーワード フィールドワーク型、工学/建築、建築史、建築デザイン、東京大学キャンパスの建物 教科書 ガイダンス 成績評価方法 授業のキーワード 問題発見・解決型、創造型、、農学、生物機械工学、バイオミメティックス、森林科学、林業機械 教科書 ガイダンス 成績評価方法 授業のキーワード 授業のタイプ(問題発見・解決型)、学術分野(異分野融合/環境科学)を記載、陸と海のつながり、生態系保教科書 ガイダンス 時間のなかの建築と都市 の展開を考察する。 考える 加藤 耕一 芋生 憲司 山本 光夫 工学部 農学部 農学部 生物の機能を物理工学的にとらえ、農林業へ陸と海のつながりから沿岸・海洋環境問題を

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