2021Sシラバス
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森 政稔 初年次ゼミナール文科 31564 火 4 授業の目標・概要 【共通目標】 31565 火 4 授業の目標・概要 【共通目標】 大学では「問い」の「答え」を探求する前にまず「問い」自体を自分で見つける必要があるという点を理解し、学ぶ姿勢の根本的な転換を目指す。授業を通じて「問い」の立て方、「理論」についての考え方、「研究方法」の設定の仕方、学術資料の収集の仕方、議論の根拠の導き方、論述の組み立て方などのアカデミックスキルに触れ、それらを習得する。また、自分が取り組む「問い」が学術的・社会的に意義のある「問い」であることを主張する必要性を理解する。 「問い」の「答え」を導くに当たって必要な、先行研究の理解とオリジナリティの主張の方法(剽窃の防止を含む)、議論と根拠の関係などといったより基礎的な作法および図書館などの研究リソースの利用方法を、第2回目の合同授業で学ぶ。 【この授業の目標・概要】 哲学の古典を原典に即しながら丁寧に読み解いていく力を身につけていくことを目標とします。具体的には、西洋を代表する哲学書の一つであるトマス・アクィナス(1225-1274)の『神学大全』を、日本語訳で講読します。テーマは「感情について」です。一人では読み解きにくい哲学書を読み解くための技法を、みなさんが毎日抱く具体的な「感情」という身近なテーマに即しながら説明していきます。 【学術分野】 哲学・科学史 【授業形態】 文献批評型 出席、報告および議論への貢献等の平常点と小論文とで判断する。 次の教科書を使用する。/Will use the following textbook 書名 著者(訳者) 山本芳久 出版社 ISBN 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 成績評価方法 授業のキーワード 西洋哲学、倫理学、キリスト教、、トマス・アクィナス、『神学大全』、感情 教科書 『世界は善に満ちている: トマス・アクィナス哲学講義』 新潮社 978-4106038617 ガイダンス 大学では「問い」の「答え」を探求する前にまず「問い」自体を自分で見つける必要があるという点を理解し、学ぶ姿勢の根本的な転換を目指す。授業を通じて「問い」の立て方、「理論」についての考え方、「研究方法」の設定の仕方、学術資料の収集の仕方、議論の根拠の導き方、論述の組み立て方などのアカデミックスキルに触れ、それらを習得する。また、自分が取り組む「問い」が学術的・社会的に意義のある「問い」であることを主張する必要性を理解する。 「問い」の「答え」を導くに当たって必要な、先行研究の理解とオリジナリティの主張の方法(剽窃の防止を含む)、議論と根拠の関係などといったより基礎的な作法および図書館などの研究リソースの利用方法を、第2回目の合同授業で学ぶ。 【この授業の目標・概要】民主主義とは何か、については高校の公民科教科書などで触れられ、一応は勉強したことになっている。しかし、現代世界の政治で実際に民主主義がどのように作用しているのかを考えると、教科書的理解とはまるで異なることが生じているようである。このところ欧州での難民問題、排外主義的ポピュリズムの台頭など、民主主義をめぐる困難な問題が相次ぎ、さらに日本と韓国、中国など東アジアの国々における対立が深まっており、民主主義がこれらの問題に対処できるかどうかが深刻に問われるようになった。本年はそれらと関係の深い現代民主主義の関わるテーマを3つ設定する。 1.近年のポピュリズムを中心とした民主主義の諸問題の検討。民主主義は危機が言われるなかで生き残れるかを考える。 2.ポスト資本主義:資本主義はこれまでどのように変質してきて、これからどのように変化するのかを、社会の多様な側面(労働、地域、エコロジーなど)から考える。 【学術分野】社会・社会思想史 【授業形態】文献批評型 出席、報告および議論への貢献等の平常点と小論文とで判断する 教科書は使用しない。/Will not use textbook 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 成績評価方法 授業のキーワード 成熟社会、資本主義、ポピュリズム、民主主義、多文化社会、経済発展と民主化 教科書 ガイダンス 哲学の古典を読む 現代民主主義の思想的問題 山本 芳久 哲学・科学史 社会・社会思想史

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