2021Sシラバス
357/367

全学体験ゼミナール 40273 S2 授業の目標概要 2 時間割コード 開講 東大の別荘「癒しの森」で心も体もリフレッシュ 講義題目 担当教員 齋藤 暖生、近藤 伸介、三浦 直子、藤原 章雄、後藤 晋、浅野 友子 所属 曜限 単位 農学部 集中 対象 1年 文科 理科 2年 文科 理科 ■全学体験ゼミナールを履修する場合は、必ずUTASでシラバスを参照し、本冊子には掲載されていない詳細な授業内容等を確認したうえで、履修登録を行ってください。 【注意】この授業は、開講日程の都合上、成績が所定の確認日より後に公開される見込みが高いので留意してください。 現代社会において、職場等におけるストレス対策は極めて重大な課題となっている。厚生労働省によれば、強いストレスを感じている労働者は6割にのぼる。メンタルヘルスに不調をきたし休職や離職を余儀なくされる例、新卒就業者が早期に離職する例が多く報告されている。このようなストレス問題は労働者に限ったものではなく、キャンパス内においても無視はできない。東京大学においても、多くの学生が日常的に不安や悩みを抱えており、メンタルヘルスに問題を抱える学生が少なくないことが報告されている。 このような問題を克服するには、ストレスを生みにくい社会づくりを目指すと同時に、個人のストレス対処能力を高めることも重要である。個人がストレスに対処する上で必要とされる能力として、自らの異変に早く気付けること、そしてそれへの自分なりの解決方法を実行できること、が指摘されている。このような自己対処をセルフケアというが、これはキャンパスライフをより豊かに送るために、また卒業後の人生においても重要な能力となる。 本講義は、各人のセルフケアの能力向上の支援することを目的に、メンタルヘルスに関わる基礎的知識・応用事例について講義し、体験を通じて身近な環境を活用したセルフケアの可能性を学ぶことを目標とする。 本講義は、大学院農学生命科学研究科附属演習林富士癒しの森研究所(山梨県山中湖村)が中心となって企画する科目である。富士癒しの森研究所は、2011年より「癒し」を軸に森林環境を社会に活かす実践的研究として「癒しの森プロジェクト」に取り組んできた。2021年度からは、「続・癒しの森プロジェクト」として学内での連携強化を掲げており、本講義はその一環として、医学部附属病院および環境安全本部の教員の協力を得て講義を構成する。 新型コロナウイルス感染予防対策のため、富士癒しの森研究所を拠点とした現地講義は1日のみとするが、研究所内に立地する東京大学山中寮内藤セミナーハウスは、東京大学の構成員は誰もが利用することができる。本講義を通じて、自然環境や東京大学の施設をフルに活用したセルフケアの可能性を体験していただきたい。 ※受講可能人数:20名まで。 ※ガイダンス:6月4日の第1回目の講義の際に行う。 ※現地講義開講場所:東京都内、および大学院農学生命科学研究科附属演習林富士癒しの森研究所。 ※現地講義開講期間:9月6日(月)夜から9月8日(水)の3日間(いずれも日帰り)を予定。 ※講義は駒場キャンパスにおける3回の講義(6月4日(金)、6月11日(金)、6月18日(金)の5限に実施予定)と、現地集中講義(オンライン受講不可)として9月6日(月)および9月7日(火)に東京都内、9月8日(水)に富士癒しの森研究所において行う。

元のページ  ../index.html#357

このブックを見る