2021Sシラバス
332/367

1年 文科 理科 2年 文科 理科 ■全学体験ゼミナールを履修する場合は、必ずUTASでシラバスを参照し、本冊子には掲載されていない詳細な授業内容等を確認したうえで、履修登録を行ってください。 新型コロナウイルス感染症の影響を受け、日本でもようやく教育へのICT活用に本腰が入れられようとしてきています。その展望は本来、授業のオンライン化や学校現場へのPC・タブレット配布にとどまるものではありません。 デジタル化により取得される個人の学習データに基づく学習カリキュラムの導入は、これまでの「学校」や「教室」のあり方を革新する潜在的なパワーを持っています。データにもとづく効率的なサービスの提供には、教育の場面でもパーソナルデータの考え方が不可欠です。すなわち、何らかの個人番号をキーとしてさまざまなサービスを結びつけ、教育や研究活動を円滑化するための個人情報利用のレギュレーションをつくり、個々人がそれに同意・参加したいと思うようなシステムをつくっていく必要があります。こうしたデータ利用の合意が取れた先には、どのような変革の展望が見られるか予想してみましょう。 多くの知的作業が急速に自動化され、激しく変革していくことが予想される社会でも通用するものとして、イノベーション教育が注目を集めています。パーソナルデータの中でも、学習の生理的プロセスを脳機能イメージングなどを用いて可視化していことにより、個人にとって最適な学習効率の向上が期待されます。イノベーション教育をニューロフィードバックによって補助することにより、学術的生産性の向上のみならず、生き方の多様性・レジリエンスのスキルを身に付けさせることが、教育のとりくみとして重要性を持ってくることも考えられます。 本ゼミナールでは、こうした変革をもたらすであろう基礎技術のひとつとして、異なる知的活動を行っている状態での脳波や行動の分析を体験し、教育がもたらす社会の変革を議論します。個別最適化を支援する実践家の方を招いた討論も行います。既に教育実践に取り組んでいる学生の経験の共有の機会も設けます。 授業形態はオンライン主体で一部対面を予定しています。秋季休業期間中に教育実践現場への任意参加の見学ツアーも企画します。 開 一夫 S 授業の目標概要 1年 文科 理科 2年 文科 理科 ■全学体験ゼミナールを履修する場合は、必ずUTASでシラバスを参照し、本冊子には掲載されていない詳細な授業内容等を確認したうえで、履修登録を行ってください。 大学における基礎的学習やこれをベースに展開する研究が,その後どのように社会に還元され実装されるかを実感する機会はこれまであまり無かったであろう。本体験ゼミナールでは,工学研究を対象に,これが実社会とどのように結びついているか,その社会実装に向けてどのような工夫がなされているかについて,工学研究の実験的・実証的研究のために本学で活躍している試験装置や、普段は見かけることのあまり無い実験機器,可視化装置を実際に間近に見て体験することにより,工学研究の最前線・最先端の現場をより身近に臨場感を持って知り,理解を深めることを目的とする。 本体験ゼミナールでは,これらの装置やそこから生み出される研究成果の理論的内容や背景を理解するというより,むしろこのような装置から社会に直接的・間接的に役立つアウトプットが生み出されている実態を「知ってもらう」ことに主眼を置いており,したがって文系,理系を問わず,実物を間近に見て体験することに興味を持つ学生諸君の参加を期待している。 ※ガイダンスは4月12日(月)および4月14日(水)の12:20 ~ 12:45にオンラインで行う。 ※受講人数を15名に制限する。 また、体験型講義であるため、現地実習に参加可能な学生のみに履修を制限する。 なお,15名を超えた場合は受講者の公平を期してくじ引き等で受講生を選抜することがある。また,新型コロナウイルス感染拡大等の状況に応じて,実習スケジュールの変更や演習自体の取り止めの可能性があるので,ガイダンスでの情報提供やUTASからの情報等に注意されたい。 S 授業の目標概要 全学体験ゼミナール 全学体験ゼミナール 時間割コード 31726 31697 ICTは教育をどう変えるか 2 2 2 時間割コード 時間割コード 開講 数理物理への誘い-解析力学と相対性理論- 開講 開講 工学研究の最前線を支える実験装置を体感・体験する 講義題目 講義題目 講義題目 担当教員 加藤 晃史 担当教員 坂口 菊恵、 教養教育高度化機構 火 2 担当教員 長谷川 洋介 所属 曜限 単位 数理科学研究科 月 5 所属 曜限 単位 所属 曜限 単位 生産技術研究所 火 5 対象 1年 文科 理科 31682 S 2年 文科 理科 授業の目標概要 ■全学体験ゼミナールを履修する場合は、必ずUTASでシラバスを参照し、本冊子には掲載されていない詳細な授業内容等を確認したうえで、履修登録を行ってください。 現代的な物理学は難しいと考えられがちだが、数学的構造と物理的内容を区別してそれぞれをきちんと理解すれば、教養レベルの数学と物理の知識で充分に理解可能である。本ゼミナールは、解析力学と相対性理論を題材として数理物理の広大な世界への入門としたい。 予備知識としては1年次に学ぶ力学、線形代数、微積分、微分方程式などの基礎的な知識(特にテイラー展開や合成関数の微分の連鎖律など)を仮定するが、未修であっても必要に応じて適宜解説する予定である。 わずかな基本原理を仮定し、論理的な考察によって驚くべき結果を次々と見出したアインシュタインら先人達の驚きを追体験しよう。 対象 対象

元のページ  ../index.html#332

このブックを見る