2021Sシラバス
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全学自由研究ゼミナール 31665 授業の目標概要 ・チョコレートは好きだけど外来種は嫌いだと思った方は、ある意味で矛盾を抱えていることを意識してください。 ・・本自由研究ゼミは、従前のゼミと異なる「新型コロナ時代版」にリニューアルしてお届けします。 【注意】この自由研究ゼミは一部分を対面で実施します。 【注意】対面講義の1週間前から当日に体調不良の学生は参加ができません。日程調整が可能である場合に限り、後日実施を検討しますが、救済措置を確約するものではないことをご承知おきください。 【注意】新型コロナウイルスの感染状況次第では不開講となる可能性があります。合わせてご承知おきください。 【注目ください!】チョコレート作りから学ぶべきことがあると言っても、ぼんやりとチョコレートを作ってみたところで何も学んだことにならないのかもしれません。おそらく、大学生として何を学ぶことができるのかとゼミを通して探ってゆく姿勢が必要です。ただチョコレート作り体験をしてそれで終わりというつもりの方には、このゼミは不向きでしょう。 【本ゼミの背景】 南伊豆の樹芸研究所では温泉熱を利用した温室で熱帯産有用植物を育てており、その温室で収穫したカカオを使ってチョコレートを作り市販したのが2015年のことです。日本国産カカオによるチョコレートを市販した第一号案件となります。その製造には伊豆に学ぶ熱帯植物編の受講生から有志5名が関わりました。 その取り組みの中で考えたことは、日本初とか関係なく、チョコレート作りのプロセスに参加すること自体に学びを見出すことができるということでした。 これまで、本自由研究ゼミは「伊豆に学ぶ」を下敷きとして、ゼミで考えたことや気付いたことなどを、言語化して他者(例えば伊豆に学ぶ未履修の東大生)に伝えることを軸と活動してきました。 しかし、2020年度は新型コロナウイルスの影響により、体験ゼミ「伊豆に学ぶ」を従前通りに実施できません。ですので、今年度は本自由研究ゼミのあり方を大きく変えることにします。 【目標】 今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響から、以前のようなスタイルでの体験ゼミの実施できず、体験ゼミの学びの実現は困難さを増している。 そこで本自由研究ゼミでは、体験ゼミ「伊豆に学ぶ」のチョコレート作りアクティビティを教材としてどのように活用することができるかに焦点を当てて受講生の皆さんと議論を重ねたいと考えています。 本ゼミの目指す目標として、いくつかの項目を挙げておきます。 前提として、体験ゼミ「伊豆に学ぶ」をオンラインと自宅で実施する体験を組み合わせて実施するとした場合の、体験型教材のアレンジを本自由研究ゼミで行うものとします。 ①オンライン型の体験ゼミ教材として、自宅で実施できるようにビーントゥーバーチョコレート作りのアクティビティをアレンジする。 ②チョコレート作り体験から何かを引っ張り出してみる。 ③引っ張り出したことを何とか言語にして、第三者に伝える体裁を整える ④②の成果を、学園祭企画として発表し、伊豆ゼミOB/OGを招き討論会を催す。 ⑤②③の成果を元に、冬学期に開講予定の体験ゼミ「伊豆に学ぶ 熱帯植物編」(ただしアレンジを変更する可能性もある)に参加し、自主研修(討論)をリードする。 受講後に達することを期待する変容をいくつか列挙してみましょう。 ⑥自主・自律に動けるようになること。 ⑦様々な問題を他人ごとにしない気分を身に付けること。 ⑧議論することの楽しさを知ること。 ⑨学ぶということの本質を見据えて、ゼミ生とともに学ぶ楽しさを知ること。 ※受講者数:上限を12人とする。 ※開講場所:弥生キャンパス(土曜日か日曜日)と駒場キャンパス(5/11(火)、6/8(火)、6/29(火)2限) ※弥生キャンパスでの講義:自宅で実施できるようにビーントゥーバーチョコレート作り体験のアクティビティをアレンジする。講義は一度に4人までとして、複数回に分けて実施する。 ※オンライン講義:各自パワポを用いてオンラインでプレゼンを行う。学びのポイントについて討論・考察する。 ※ガイダンスはオンライン(zoom)で行います。 ・参加希望者はizu.seminar(アットマーク@)gmail.comまで、氏名・学籍番号を知らせてください。 ・件名を「自由自主のチョコゼミ」としてください。 2 時間割コード 開講 チョコレートはお好き?外来種は? 対面講義でビーントゥーバーチョコレート作りに取り組んだのちに、教材として最適なスタイルを一緒に探って参りまS 講義題目 す。 担当教員 鴨田 重裕 所属 農学部 曜限 単位 対象 1年 文科 理科 2年 文科 理科 集中

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