2021Sシラバス
320/367

全学自由研究ゼミナール 31708 31729 31704 授業の目標概要 「障害」は社会にあふれている。 それは身体的な不自由さだけでなく、偏見や先入観に伴う生きづらさ、価値観や言語が異なる人との分かり合えなさ、社会的な制度の障壁など、違いを持つ私たちの身の回りにあるものだ。当ゼミでは、そういった様々な「障害」と向き合い、時には「違うこと」の面白さを語り合いながら、そのリアルに迫る。 これまでは、「ジェンダーとセクシュアリティ」や「ALS」、「うつ病」「ホームレス」などをテーマに当事者のライフストーリーをお伺いしながら、授業を行ってきた。8年目の今学期は、「教育」や「依存」、「コミュニケーション」「ヤングケアラー」などをテーマに、様々な分野の当事者、実践者、専門家の方をお招きし、受講生が知識を得るだけでなく、自分ごととして関わり、講義で生まれた悩みや疑問を自由に考え、タブーなく話すことのできる場を目指す。 講義は、基本対面で行う。履修者が多い場合は、受講生に対して対面で参加したい回を聞き、対面のメンバーを入れ替えながら、人数を絞ってオンラインとの併用で行う。 (状況に応じて変更の可能性あり) 時間割コード 時間割コード 時間割コード 開講 週刊・福島復興知学講義 開講 障害者のリアルに迫る 開講 大気海洋科学の最前線 S S S 講義題目 講義題目 講義題目 担当教員 アイソトープ総合セ秋光 信佳 担当教員 学生による全学自由研究ゼミナール 野澤 和弘 担当教員 河村 知彦 所属 ンター 所属 所属 大気海洋研究所 木 5 2 木 5 2 木 5 2 曜限 単位 対象 1年 文科 理科 2年 文科 理科 授業の目標概要 東日本大震災に伴う東京電力福島第一原子力発電所事故により、放射性物質による環境汚染はもとより、それに付随した超学際的な諸問題が発生した。この間、東京大学を含めた全国の大学関係者が福島を中心とした被災地に赴き、多様な復旧・復興活動を行った。その過程で多くの智恵と知識(これらを「復興知」と定義する)が蓄積された。本講義では、被災地で活動してきた各分野の専門家が、①放射線に関する基礎的知識、②社会科学的視座からの諸課題の分析、③実践的アプローチ(復興農学、廃炉研究、まちづくり、放射線利用研究、ドローンなどの新産業創出の取り組み、など)を通じた次世代型復興学、について体系的に講義する。この講義を通じて、専門課程に進学する前の学生に、社会科学、災害研究、リスク・コミュニケーション研究、政策研究、農学、工学、理学、医学、放射線影響学、など多様な分野を融合した「復興知学」を身につけてもらい、災害の多い日本の未来を総合的に設計できる人材育成を目指す。そして、日本ならではの新しい学問領域を世界に発信できる人材の育成を目指す。 曜限 単位 対象 1年 文科 理科 2年 文科 理科 曜限 単位 対象 1年 文科 理科 2年 文科 理科 授業の目標概要 地球規模の気候変動による災害の増加や生態系の変化が地域的・国際的に大きな問題となっています。大気海洋研究所では、地球表層を覆う海洋と大気に関する様々な基礎的研究を推進し、地球環境の変動機構や生命の進化など、人類と生命圏の存続にとって重要な課題の解決につながる研究を展開しています。本ゼミナールでは、大気海洋研究所で行っている幅広い研究の中から興味深いトピックスを集めました。地球と人類の未来を左右する気候や海洋、そして海の生き物や生態系についての理解を深めることにより、地球環境と我々の将来について考えるきっかけを提供します。

元のページ  ../index.html#320

このブックを見る