2021Sシラバス
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全学自由研究ゼミナール 31660 31654 31700 授業の目標概要 「昆虫採集」や「夏休みの自由研究」、あるいは「ファーブル昆虫記」といった接点で昆虫や節足動物に子供のころ親しんだ経験を持つ人も、その後は疎遠になってしまうことが多いのではないだろうか。昆虫と節足動物は種数で動物全体の約8割を占めるグループであり、生態系で果たす役割や人間の社会に及ぼす影響はおそらく皆さんが考える以上に大きい。東大農学部では多くの研究室で昆虫や節足動物を対象にした研究が行われている。本ゼミナールでは、実際に昆虫や節足動物を扱っている農学部の教員がそれぞれの専門分野からトピックを紹介する。大学1・2年生にとっては高度な内容を含むこともあるが、昆虫と節足動物がいかに多様な観点から注目され研究されているのかを学んでいただきたい。予定している各回のトピックは以下の通り(変更する可能性があります)。 ・昆虫の闘争行動 ・遺伝子組換昆虫による害虫防除 ・昆虫に学ぶオスとメスの生物学 ・農業をする昆虫:養菌性キクイムシ ・幼虫は,変態することをいつどのように決めるのか? ・次世代の養蚕 ・害虫管理に対する昆虫の多様な進化的応答 ・昆虫ウイルスとバイオテクノロジー ・昆虫における匂い・味・フェロモンの受容体 ・クモ類の生態と進化 ・昆虫の生殖隔離とその進化 ・昆虫の個体群分化と種分化 原則として、第1回目の授業に参加した人のみ履修を認めます(2回目以降からの履修を認めない)。事情により1回目の授業に参加できなかった人は、代表担当教員(松尾)までメールで連絡し、以後の履修の許可を得てください。 履修希望者が多数になった場合は、何らかの方法により選抜することがあります。 2 2 水 5 水 5 2 時間割コード 時間割コード 時間割コード 開講 講義題目 開講 最新の宇宙像 開講 S 昆虫と節足動物の生物学 S S 禅と室町文化の史料に触れる 担当教員 松尾 隆嗣、東原 和成、 星崎 杉彦、久保田 耕平、 鈴木 雅京、木内 隆史、 鎌田 直人 担当教員 峰崎 岳夫 担当教員 川本 慎自 所属 農学部 水 5 所属 理学部 所属 史料編纂所 曜限 単位 対象 1年 文科 理科 2年 文科 理科 曜限 単位 対象 1年 文科 理科 2年 文科 理科 授業の目標概要 近年、宇宙観測の技術は急速に発展を遂げており、私達人類が持つ宇宙像は、大きく塗り替えられている。最先端の宇宙観測とその成果を、理学系研究科附属天文学教育研究センターに所属する様々な分野の専門家がわかりやすく紹介する。天体現象だけでなく観測の手法についての解説も行う。天文学の知識を系統的に与えることが目的ではなく、多様な宇宙の姿やその観測技術・研究手法に興味を持ってもらい、科学的な思考方法に慣れてもらうことに主眼をおく。 曜限 単位 対象 1年 文科 理科 2年 文科 理科 授業の目標概要 いわゆる典型的な「日本文化」とされるもののうち、庭園や水墨画といった室町時代に端を発するものは、「禅」に由来するといった説明をされることがしばしばあります。では、なぜ「禅」がそのような文化を生みだすことができたのか、と問われれば、的確に答えることができるでしょうか。この授業では、ヒントを得ることができそうな中世の史料を、学生の皆さんと一緒に実際に読んでみることによって、その答えに近づくお手伝いをしたいと思います。 勝間 進、深野 祐也、宮下 直、講義題目 講義題目

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