2021Sシラバス
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全学自由研究ゼミナール 31715 31745 授業の目標概要 近年、生命科学の基礎研究の成果を基盤とした予想外の技術革新が続いている。本ゼミナールでは、新型コロナウイルスに対するmRNAワクチン、および、CRISPR-Cas9を利用したゲノム編集技術(2020年ノーベル化学賞)を例に、基礎研究の成果がいかにして技術革新につながったのかを解説する。講義ではまず、これらの理解に必要な生命科学の基礎知識(セントラルドグマ(DNA→RNA→タンパク質)やタンパク質の立体構造)から説明する。また、原著論文の読み方や実際の研究生活に関しても紹介したい。 第1回にガイダンスを行い、希望者が多い場合は、ガイダンスの際に書いてもらう作文によって履修者を決定する(最大100名)。 参考 コロナウイルスへのメッセンジャーRNAワクチン https://www.rnaj.org/component/k2/item/856-furuichi-28 CRISPR そしてゲノム編集へ… https://www.rnaj.org/component/k2/item/844-nishimasu-1 Cas9-ガイド鎖RNA-標的DNA三者複合体の結晶構造 http://first.lifesciencedb.jp/archives/8416 2 水 5 2 時間割コード 時間割コード 開講 「オープン教材」をつくろ開講 基礎は地味だが役に立つ S S 講義題目 う! 講義題目 担当教員 中澤 明子 教養教育高度化機構 水 5 担当教員 先端科学技術研究セ西増 弘志 所属 所属 ンター 曜限 単位 対象 1年 文科 理科 2年 文科 理科 授業の目標概要 インターネットには、さまざまな教材(テキストや動画など)があふれています。また自分で教材を作成して公開することも容易になっています。 「オープン教材」は、インターネットで公開されている、大学や個人などが作成した誰でも自由に使える教材のことです。なぜこのような教材がインターネットで公開されるようになったのでしょうか。そして、わかりやすい教材を作るには、どのような点に気をつけ、どのように作成すればよいのでしょうか。 本授業の目的は、オープン教材やその背景となるオープンエデュケーション(教育のオープン化)、教材設計の理論・方法について理解することです。また、それらの知識をより深く理解するため、インターネットで誰でも自由に使えることを想定した教材(オープン教材)を作成します。さらに、一連の授業を通じて教育・学習のあり方についても考えます。そして、作成した教材を実際にウェブサイトなどで公開することを目指します。 ・目標 授業を通じて、次のことを達成します。 1. オープンエデュケーションやオープン教材の定義を説明できる 2. オープンエデュケーションやオープン教材の事例を列挙できる 3. 教材設計の理論と手順、注意点を説明できる 4. グループで作成する教材を設計できる 5. ツールを使って教材を作成できる 6. 教材設計の理論に基づいて他者の教材を評価できる 曜限 単位 対象 1年 理科 2年 理科

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