2021Sシラバス
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全学自由研究ゼミナール 31728 31703 授業の目標概要 通称「宇野ゼミ」 授業の目標概要 現代のビジネスは、激動の中にある。 大手シンクタンク(調査研究機関)の現役プロフェッショナルによるMBA(ビジネススクール)形式のディスカッション授業です。 企業の組織論・経営戦略論、個人のキャリア形成など実践的なテーマを取り上げます。 ディスカッションを通じ、「自分の意見を堂々と表明する」「他人の意見を尊重し、誠意を持って傾聴する」「批評・批判よりも、問題解決型の前向きな意見交換を行う」「柔軟かつ適切に議論をまとめる」など、社会人になってからも必要なコミュニケーション・スキルを育成します。 また講師の体験談(海外大学院MBA留学、専門スキル習得、就活、転職など)をもとに、「皆さんの将来キャリアをどう築いて行けば良いのか?」などについても、現実的なアドバイスをします。 授業の目的は、 (1)ディスカッション・スキルを身に付けること (2)自分のキャリアについて考えること (3)講師・クラスメイトから刺激を受け、意識を高め、将来に向けてより自発的に行動できるようになること 一定の問題意識を持った意欲的な学生の参加を希望します。 ※双方向でのディスカッション授業の性質上、例年、講師・クラスメイトがとても親密になり、授業外でも友好的なコミュニティーとなり、卒業後も存続しています。 「海外留学」「進振り」「起業」「司法試験」「資格試験」「就職活動」「イベント企画」「ボランティア」「課外活動」「授業外交流」など、気の合う仲間が多数できると思います。 ※履修希望者が定員(40名)を大幅に超える場合が多いので、第2回授業までに参加するようにしてください。 定員を超えた場合の対応は、第1回および第2回授業で詳細を説明します。 (それ以降でも、いつでも個別に上記メールで相談して来て下さい) 冷戦終結後の約30年間、世界経済の基調は「グローバル化」であった。物とサービスの貿易を自由化し、知的財産権の保護水準を斉一化しようとするWTO協定が、1995年に発効した。製造業のサプライチェーンは全世界に延び、各国の国民経済は「フラット化」し、それでも残る国や地域の特色を現地で享受させる観光産業が隆盛となった。その間、わが国はこの変化によく対応できず、国際的地位は低下を続けた。 いまや、この基調が大きく変わろうとしている。それは何より、自由と民主主義を標榜する米国や同盟諸国が、中国の覇権に対して懸念を強めつつあることによる。グローバル化という長年の潮流も逆転する兆しが出てきている。いまや、「国境の復活」こそが時代のキーワードだと言っていい。 担当教員(玉井克哉)は知的財産法・行政法を専攻する法学者であるが、この急激な変化を日々感じている。そして、そのかなりの部分が法的な面での変化として表れる。これは学問研究の対象であるのと同時に、関係する知識を着実に獲得する修練を経ておくことは、知的な生活を送るためには必須のスキルである。 演習という授業形式は、わが帝国大学が範としたベルリン大学(1810年創立)において、その実質的な創設者だったヴィルヘルム・フォン・フンボルトが始めたものである。学生と教師が、ともに学問共同体に所属するという立場から、一定の文書に書かれた意味を厳密に探求しようとするという点では、手法を共通にしている。なお、フンボルトの唱えた「教養」の理念を自らの理念として戦後に発足したのが教養学部であり、全学自由研究ゼミナールというのは、フンボルトの理念を体現する存在である。この演習は、その伝統を強く意識しつつ開講される。 時間割コード 時間割コード 開講 開講 「経済安全保障」をめぐるビ~最前線の話題を一次資料によって検証する~ S 「問題解決のための思考法」 S 講義題目 講義題目 ジネスと法 担当教員 学生による全学自由研究ゼミナール 宇野 健司 担当教員 先端科学技術研究セ玉井 克哉 所属 所属 ンター 水 4 2 水 5 2 曜限 単位 対象 1年 文科 理科 2年 文科 理科 曜限 単位 対象 1年 文科 理科 2年 文科 理科

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