2021Sシラバス
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学術フロンティア講義 31710 31694 31687 授業の目標概要 【概要】 授業の目標概要 現在の数学研究の現場で話題になっている事柄を平易に解説する。 東京大学の地震研究所と史料編纂所が連携して設立された地震火山史料連携研究機構では、地震学者と歴史学者が協力して史料の収集・編纂と分析と、地震活動や火山活動の長期的な情報を提供するデータベースの構築を行っている。 この連携研究機構が提供する講義では、歴史資料(史料)を用いた地震・火山噴火の研究について、背景となる知識やこれまでの成果、今後の展望について解説する。全体を理解するために必要な概論ののち、東北地方太平洋沖、南海トラフ、内陸活断層の地震、首都圏の地震について、具体的な事例-貞観の地震と富士山の噴火、明応の南海地震、慶長の豊後地震と畿内(伏見)地震、宝永の南海地震と富士山噴火、安政の江戸地震など-を取り上げ、歴史学および地震学・火山学のそれぞれの立場から説明する。どのように歴史資料を読みとき、どのように現象を理解するのかを学び、また、異分野融合研究の意義や在り方に触れる。 授業は、佐竹健治(地震研究所)・榎原雅治(史料編纂所)・杉森玲子(史料編纂所)・加納靖之(地震研究所)が分担する。 【目標】 ・歴史学や地震学の基礎を、具体的な事例を通して学ぶ ・複数の研究分野からのアプローチでより深く現象を理解できることを知る ・これらの研究のおもしろさや解決すべき課題について考える 【こんな人に来てほしい】 文系理系を問わず、歴史、地球、防災などに関心のある人。また、本や資料を読むのが好きな人、観察や観測をもとに推理するのが好きな人など。 (参考)地震火山史料連携研究機構の概要 地震火山史料連携研究機構は、東京大学の地震研究所と史料編纂所が連携して設立されました。この学際的な研究機構では、歴史学者と地震学者が協力して史料の収集・編纂と分析を実施し、日本における地震活動や火山活動の長期的な情報を提供できる科学的なデータベースを構築しています。このような歴史時代のデータは、地震や火山の危険性の長期的な予測には不可欠です。 高等学校で学んだ数学、大学の前期課程で学ぶ数学が、どのように現代の数学につながっているか、 現代の数学の研究の源泉はどこにあり、どのようなことがわかっていて、何を求めて研究が行われているかということを、最前線で活躍する数学者がいくつかのトピックについて数回ずつ解説する。 時間割コード 時間割コード 時間割コード 開講 心に挑む―東大の心理学 開講 歴史資料と地震・火山噴火 開講 講義題目 現代の数学 ー その源泉とフロンティア ー S S S 講義題目 講義題目 齋藤 秀司、宮本 安人、佐々田 槙子、權業 善範 担当教員 岡ノ谷 一夫、 菊池 由葵子 担当教員 地震火山史料連携研加納 靖之 担当教員 所属 心理・教育学 所属 究機構 所属 数理科学研究科 木 5 木 4 2 木 4 2 2 曜限 単位 対象 1年 文科 理科 2年 文科 理科 授業の目標概要 東京大学の心理系教員によるオムニバス形式の講義である。心理学を目指す諸君には、東京大学における心理学研究の多様性と深みを知り、進路選択の参考にしてほしい。その他の学生諸君には、現代心理学がどのような方法で心の理解に挑戦しているのかを学ぶきっかけとしてほしい。それぞれの話題は最先端でありかつ親しみやすいことを目指す。 曜限 単位 対象 1年 文科 理科 2年 文科 理科 曜限 単位 対象 1年 文科 理科 2年 文科 理科

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