2021Sシラバス
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総合科目 D(人間・環境) 31395 S 31396 S 社会システム工学基礎Ⅰ 羽藤 英二 31397 S 社会システム工学基礎Ⅰ 社会イノベーションと国際プロジェクト 講義題目 授業の目標概要 わが国は戦後から70年以上が経過する間,急速な少子高齢化など多様な社会構造の変化を経験し,国内経済の様々な仕組みが曲がり角を迎えていることを受けて,近年多方面で構造改革が叫ばれている.一方でグローバル化の進展とともに人・カネ・モノ・情報が国境を超えて容易に移動するようになり,世界標準(グローバルスタンダード)が押し寄せてくるとともに,地球環境問題のようにグローバルスケールで取り組むべき課題も山積している.そのため,これからは,コミュニティのような地域社会で貢献できる人材とともに,国際社会で活躍できる人材が求められている.本講義では,貧困,環境・エネルギー問題といったグローバルで展開される問題と,人材育成,技術移転,紛争解決,地域開発,防災といったローカルな問題の両者について,社会イノベーションを切り口に議論する. 東京のインフラストラクチャー(社会基盤学) 講義題目 授業の目標概要 東京は世界有数のメガシティである。単に巨大であるだけでなく、緻密なインフラシステムを有する先端性、日本最大の城下町江戸の血を引く歴史性、豊かな海に面し繊細な地形と川に恵まれた自然性など、多様多彩な特徴や魅力を潜在的に備えたユニークな大都市である。同時に、幾度も深刻な災害に襲われ、その都度再生してきた復興都市でもある。 本講義では、社会基盤を構成するそれぞれの専門学術領域の立場から東京のインフラストラクチャーを論じることを通じて、現代都市を構成する社会基盤と都市そのものを理解し考えるための視座と機会を提供するものである。 「建築空間のデザイン&リサーチ」 講義題目 授業の目標概要 建築学の扱う範囲は多岐に渡り, 意匠, 計画, 歴史, 構造, 構法, 材料, 環境といった全ての分野が, 現実の社会と密接に関係している. 建築学の目的は, これら諸分野の技術を統合し, 様々な社会的な課題を空間的に解決したり, あるいは新しい建築空間の創造を通じて, 来たるべき社会のあり方を指し示すことである. 本授業は, 建築学, そして建築実務における諸分野の専門家による多様な講義を通じて, 建築における最新の研究事例, また建築が直面する様々な現代的課題や, それらに対する具体的なアプローチ, 解決手法を学ぶことを目的とする. 時間割コード 時間割コード 時間割コード 時間割コード 31398 S 講義題目 核融合実験基礎講座-人工太陽は創れるか?- 授業の目標概要 海水中の重水素の原子核を融合して無尽蔵のエネルギーを得る核融合エネルギー開発は、いわば人工太陽の研究といえます。エネルギー問題の最終解と位置づけられる人工太陽=核融合開発は、ようやく実用炉が見渡せる段階となり、現在、工学実証のための国際熱核融合炉ITERを建設する一方で、その先にある経済性の高い原型炉の開発が進み,この数年はベンチャー企業まで生んでいます。 この授業は、講義と実験を組み合わせた「新しいタイプの核融合エネルギー開発の入門授業」といえます。 講義では、核融合炉の原理、特に核融合炉の心臓部である炉心プラズマ閉じ込めと関連技術について理解を深めると共に、軽水炉に対抗しうる経済性の高い核融合炉実現へ進むための最新の研究動向について紹介します。 また、専門に進むための入門実験として東京大学本郷の核融合プラズマ閉じ込め実験を実際に体験し、プラズマの振る舞いについて考えてもらいます。美しく輝くプラズマの挙動を観察し、考える中で、核融合エネルギー開発の現状と将来について理解を深めていただければ幸いです。 開講 授業科目名 現代工学基礎Ⅰ 開講 授業科目名 開講 授業科目名 開講 授業科目名 総合工学基礎Ⅰ 担当教員 加藤 浩徳 担当教員 担当教員 安原 幹 担当教員 小野 靖 所属 工学部 所属 工学部 所属 工学部 所属 工学部 水 5 木 5 金 5 金 2 曜限 曜限 曜限 曜限 対象 1年 文科 理科 2年 文科 理科 対象 1年 文科 理科 2年 文科 理科 対象 1年 文科 理科 2年 文科 理科 対象 1年 理科 2年 理科

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