2021Sシラバス
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初年次ゼミナール理科 成績評価方法 授業のキーワード 問題発見・解決型、農学、食、健康、科学プレゼンテーション、ディスカッション 教科書 ガイダンス 成績評価方法 授業のキーワード 化石、地球環境、生態系、物質循環、、生物多様性、問題発見・解決型、グループワーク、授業のキーワード2、教科書 ガイダンス 薬学部では、生命現象の理解を究めつつ、最終的なアウトプットとして創薬を視野に入れた研究を行っています。生命現象を深く理解するためには、生物を構成する最小単位である細胞のことを詳しく知る必要があります。そして細胞のことを詳しく知る方法として正常な細胞と正常でない細胞を比較し、その違いがどこから生じているのか調べることはとても有効な手段です。数多ある病気の原因は各々ですが、究極的には特定の細胞の機能異常が病気を引き起こしているとみなすことができます。これはすなわち病気の原因を探ることが正常な細胞の本来あるべき姿を知る手がかりにもなることを意味します。 (授業の目標) このゼミナールでは創薬の対象となりうる各種の病気やその発症原因について学習しながら、正常な細胞の姿の一端を知ることを目的とします。さらにそれらの疾患を治療するためにはどのような戦略を取り、どのような創薬ストラタジーがあるかということをグループで考え、プレゼンテーションも行います。これらの作業を通じて文献やデータベースの探索方法、論文読解、グループディスカッションの仕方、わかりやすいスライドの作成・発表方法などの習得も目指します。 初年次ゼミナール理科の評価方法によって評価します。 次の教科書を使用する。/Will use the following textbook 書名 著者(訳者) 東京大学教養教育高度化機構初年次教育部門・増田建・坂口菊恵編 出版社 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 成績評価方法 授業のキーワード 論文読解型、問題発見・解決型、生物学/薬学、細胞生物学、分子生物学、創薬、グループワーク 教科書 ガイダンス 31538 金 4 多様化する食の安全性について考えてみよう 授業の目標・概要 31539 金 4 授業の目標・概要 この授業では、地球史を通じた地球の表層における物質の循環プロセスと、その生物との関わりの相互作用、進化について学習します。地球表層は、大気・海洋・土壌など性質の異なるシステムから構成され、物質循環の挙動はシステムごとに特徴があり、扱う時間スケールによっても変わります。これら環境中の物質循環および生態系に関するとトピックとして、環境汚染・環境変動、生物多様性変動などを題材にグループワークを実施し、環境動態や生態系の応答、環境と生態系の相互作用とその進化などに対する異なる視点を共有します。その後、文献調査・データ解析を通して問題解決法について洞察します。授業を通じ、以下の目標を達成します。 ・地球環境における物質循環要素を理解できるようになる。 ・環境・生態系を対象にした基礎的なデータ解析ができるようになる。 ・環境変動に対する理学的視点を身につける 初年次ゼミナール理科の評価方法によって評価します。 授業のキーワード3、授業のキーワード4 次の教科書を使用する。/Will use the following textbook 書名 著者(訳者) 東京大学教養教育高度化機構初年次教育部門・増田建・坂口菊恵編 出版社 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 31540 金 4 授業の目標・概要 (授業の背景) “You are what you eat”と言われるように、我々は食べたものから成り立っていると言っても過言ではなく、食事は我々の健康・不健康を決定する重要な因子となっている。先進国では飽食の時代を迎え、食による健康問題が顕在化している。例えば、先進国では糖尿病や脂質異常症などの生活習慣病の罹患者が非常に多いが、多くの場合、食生活を改善することで未然に防ぐことが可能である。食による生活習慣病予防効果を期待する「保健機能食品」の開発も活発に行われている。また、わが国はすでに超高齢社会に突入しており、2020年度の高齢化率は28.7%に達している。今後数十年にわたり高齢化はさらに進行することが予想されている。一方で、平均寿命と健康寿命には10年程度の隔たりがあり、10年程度は要介護の状態を過ごすのがわが国の現状である。「人生100年時代」が叫ばれており、健康寿命の延伸が極めて重要な課題となっている。医療費ならびに介護費用が増加するなか、薬(だけ)に頼らない「食」による生活習慣病の予防や健康維持は、個人レベルでも国家レベルでも重要となっている。 一方、世界に目を向けると、世界規模での爆発的な人口増加が予想されており、世界的な食糧不足が危惧されている。したがって、より効率的に食料を生産するための技術開発がますます重要となっており、食料生産技術の革新も活発に展開されている。そのような技術開発の中には、遺伝子組み換えやゲノム編集などの最新の技術が含まれている。これらの技術は、人類に、そして食の安全にどのような影響を与えるだろうか? 以上のように、「食」は人類の生存、そして健康に生きていく上で必要不可欠な存在です。食品や食料生産の専門家が担当する本初年次ゼミでは、「食」をメインテーマに、「食と健康」や「食の安全生」についてトピックごとに考えていきます。講義の中では、関連する資料に基づいてグループディスカッションを行い、討議を通じて問題の理解と課題解決への道筋を探っていきます。 なお、本授業は、基本的にはオンラインにて実施する予定ですが、対面授業も2~3回程度行うことを予定しています(対面授業予定回:第3週、第13週、あと1回程度)。 初年次ゼミナール理科の評価方法によって評価します。 教科書は使用しない。/Will not use textbook 書名 著者(訳者) 東京大学教養教育高度化機構初年次教育部門・増田建・坂口菊恵編 出版社 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 科学の技法:東京大学「初年次ゼミナール理科」テキスト 東京大学出版会 科学の技法:東京大学「初年次ゼミナール理科」テキスト 東京大学出版会 科学の技法:東京大学「初年次ゼミナール理科」テキスト 東京大学出版会 地球環境と生命史 薬学を支える生物学の役割と貢献 山内 祥生 池田 昌之 名黒 功 農学部 理学部 薬学部

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