2021Sシラバス
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初年次ゼミナール理科 成績評価方法 授業のキーワード 講義と演習、工学/実験による現象理解、電子回路、線形回路、非線形回路、線形化 教科書 ガイダンス 成績評価方法 授業のキーワード 問題発見・解決型、区分:化学、CO2、分子変換、環境低負荷、化学/生命科学・有機化学 教科書 ガイダンス 31536 金 4 授業の目標・概要 本ゼミでは、凡そ理科を志す者にとって必須のスキルとなる「未知の現象を正確に観察、定量化し、モデルを立てて振舞いを理解する」作業を、具体的な電子回路を例にとってわかりやすく学習し、身に付けることを目的とする。 本講義では、学生の理解の進捗を注意深く観察し、講義・演習の長短を含め柔軟に対応する。 対面を基本としつつ、突発的な事情に対応できるよう配慮した講義設計とする。 学習する回路の例: (0)実験設備製作体験 (1)線型な回路、非線形な回路(スケールの議論) (2)振動する現象I(定常状態) (3)振動する現象II(過渡的応答) (4)能動素子の考え方 (5)増幅回路 (6)発振回路 (7)変調復調回路(AM送受信機) (8)その他の素子(MEMS等) 身に付けらるスキルの例: (あ)現象を数式で表現して理解する手法 (い)スケール(ログ、リニア)を変えた特性の評価 (う)周波数領域での事象の理解 (え)時間領域での事象の理解と周波数との関連性 (お)線形化による見通しのよい特性理解 (か)電気系で使用する様々な器具に触れる(テスタ、オシロスコープなど) 初年次ゼミナール理科の評価方法によって評価します。 次の教科書を使用する。/Will use the following textbook 書名 著者(訳者) 東京大学教養教育高度化機構初年次教育部門・増田建・坂口菊恵編 出版社 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 31537 金 4 授業の目標・概要 「分子」は化学物質の基本的な構成単位であり、われわれの生活において中心的な役割を担っています。あらゆる現象を「化学」の視点から眺め理解することは、我々自身や社会を深く知る上で欠かすことができません。 わたしたちは「化学」の力を使って、自らの創造力を「分子」をデザインすることにより具現化することができます。それによって生命現象の理解や病気の治療法を考案したり、自然界にはない新たな機能を持つ分子や素材を生みだしたりすることが可能となります。 本ゼミナールでは、機能性分子や機能素材・生命現象などに焦点を当て、様々な課題を解決するために、化学や分子の視点からどのようにアプローチし、どのようにアイディアを具現化するかについて、文献調査やディスカッションを通じて主体的に考え、オリジナリティの高い提案を行うことを目標に進めていきます。 具体的には、現在人類がかかえる課題(環境・資源・エネルギー問題など)を化学の力で解決する分子・手法のデザインに挑戦します。われわれがどのような問題に直面し、化学がどのようにそれらに立ち向かっていけるのか、考えてみましょう。現在までにどのようなアプローチで研究がなされてきたのか調べるなかで、自分のアイディアを提案していきます。各自のアイディアをグループ内で議論し、発表を行います。世界を救う、自分たちだけの化学を創りましょう。 初年次ゼミナール理科の評価方法によって評価します。 授業中に指示をする。/Will specify at class time 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 科学の技法:アクティブラーニングで学ぶ初年次ゼミナール理科 東京大学出版会 電子回路で学ぶモデリング手法 か?~ 三田 吉郎 野崎 京子 工学部 工学部 化学は人類がかかえる課題をどう解決できる

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