1年 文科 理科 2年 文科 理科 1年 文科 理科 2年 文科 理科 A 時間割コード 時間割コード 全学体験ゼミナール 51423 A 授業の目標概要 ■全学体験ゼミナールを履修する場合は、必ずUTASでシラバスを参照し、本冊子には掲載されていない詳細な授業内51424 授業の目標概要 開講 講義題目 秋の奥秩父を巡る 開講 森のエネルギーを 使いこなす 容等を確認したうえで、履修登録を行ってください。 森林は多様な生物の生息場所であるとともに、人にとっても水や食物などさまざまな恩恵をもたらす存在です。日本の国土の約7割は森林に覆われていますので、森林を知ることは、自然の成り立ちや、人と自然のかかわりを知ることそのものであるといえます。しかし、現代の日常生活では、森林の生命の営みや森林の恵みを経験的に知る機会は決して多くありません。秩父演習林の位置する奥秩父山系は、関東甲信越地方の水源地であり、深い森林と切り立った渓谷が原生的な自然を形作っています。気軽に行ける場所ではありませんが、関東地方で人間の影響の少ない自然に触れることができる数少ない地域です。 本ゼミでは、秩父地方の自然誌や生業に関する事前講義を踏まえ、奥秩父山系の森林生態系の見学を行います。具体的には、標高に伴う森林の推移、森林に対する自然撹乱、樹木の更新、動植物の分布、シカによる植生の衰退、山地森林のもつ水源涵養機能など、森林生態系の動きについて経験を通じて学びます。また、薪炭林としての二次林や放棄された人工林など、過去から現在までの森林利用について学ぶとともに、山村の代表的な食品である蕎麦の収穫から蕎麦打ちまでの工程を体験します。最終的に、手つかずの原生林と、資源利用されてきた二次林・人工林を比較し、森林の成り立ち・山村における人と森林のかかわりについて、自らの体験をもとに考えていただくことを目標とします。本ゼミを通じて、奥秩父の壮麗な自然を味わうとともに、経験的に自然を知るという自然科学の基本的なアプローチを学んでいただくことを期待しています。 ※状況によっては不開講となる可能性があります。 ※受講人数を5名以下に制限します。 ※受講希望者は10月1日のガイダンスに参加して下さい。 ※担当教員:山田利博・平尾聡秀・浅野友子・坂上大翼 ※このゼミは〇月〇日(木)18時40分~19時45分に〇〇にて行われる農学部合同説明会への参加を予定しています。 ■全学体験ゼミナールを履修する場合は、必ずUTASでシラバスを参照し、本冊子には掲載されていない詳細な授業内容等を確認したうえで、履修登録を行ってください。 本講義は森のエネルギーを体感すること、森林管理の観点からその流通・利用(森からエネルギーを取り出して家庭等で使うまで)における問題点について学ぶことの二点を目的とする。 わが国の森には莫大な利用可能エネルギーが眠っている。しかもそのエネルギーは森林の成長に伴って毎年増え続けている。我々は森のエネルギーを薪(まき)や炭、ペレットの形で取り出して採暖や炊事などに利用することができる。 木材の用途は大きく分けて住宅用材などの用材と炭や薪などの燃材に二分できる。一般に先進国では木材消費量に占める燃材の割合は低いが、わが国の燃材割合はここ数年急速に上昇し、欧米先進国の水準(10~16%)と同程度となっている。ただし、わが国の燃材利用は発電用途が中心で欧米先進国とは内容が異なる。森林資源の豊富なわが国には身の回りにおける燃材、すなわち森のエネルギー利用の増大する余地がある。 森のエネルギー利用の増大によって、現在手入れが不足しているとされる里山や人工林の回復も期待される。現時点での、富士および千葉地域での森のエネルギー利用がどのように森林管理に関わっているのか、自身の目で確認してもらいたい。 講義の目的を達するため本講義では伐倒および薪割り、薪や炭を用いた調理・ストーブ・暖炉・風呂を体験する。普段の電気や石油・ガスそしてエアコンを用いた食事・ストーブ・空調・風呂との違いを、五感を働かせて体感する。自らの体を動かして何かを体感したい学生の参加を歓迎する。体験に際して、薪割りの運動量や調理の薪炭消費量、風呂釜燃焼効率などの定量的なデータを出来る限り取得する。これらに加え実際に森のエネルギーを日常的に利用する世帯への聞き取り調査などを通じて、森林管理の観点から森のエネルギーの流通・利用における問題点について学び、考察する。 講義はオンライン講義3回と日帰り現地講義2回(対面での実施)からなる。講義の定員は作業の安全上ならびに感染防止対策のため20名とする。オンライン講義は20名が一度に受講する。日帰り現地講義は10名ずつグループAとBに分け、それぞれ別日程で行う(現地講義を10月に実施できなかった場合に備え1月を予備日とする)。 担当教員 山田 利博、坂上 大翼、平尾 聡秀、浅野 友子 講義題目 担当教員 安村 直樹、齋藤 暖生、當山 啓介 所属 農学部 所属 農学部 曜限 単位 集中 曜限 単位 集中 2 2 対象 対象
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