1年 文科 理科 2年 文科 理科 金 4, 金 5 堤 敦司 1年 文科 理科 2年 文科 理科 A 時間割コード 時間割コード 全学自由研究ゼミナール 60243 A2 授業の目標概要 51506 授業の目標概要 開講 講義題目 エネルギー基礎論 開講 講義題目 国際環境エネルギー経済学概論「エネルギーのベストミックスとは〜政策とビジネスの現場から」 電気・石油・ガスの三大エネルギーは、現代の私たちの生活や産業活動に欠かせないものです。これらは、空気のように当たり前のものとして、我々の身近に存在しています。 しかし、日本は国内でエネルギーをまかなうことは難しく、そのことが強く再認識されたのは、東日本大震災でした。原子力発電に対する厳しい見方と共に、電力不足に対する不安の高まりも見られました。 他方、国際社会に目を向けると、地球温暖化は喫緊の課題であり、「パリ協定」によって日本を含む各国のCO2排出量抑制に向けた取組が進められようとしています。 こうした中、日本がどのようにエネルギーを選択し確保するか、いわゆる「ベストミックス」をいかに実現するか、国を挙げて議論が行われています。エネルギー問題に適切に対応していくことが、日本の経済社会の発展における最大の鍵と言っても過言ではありません。 そこで、本講義では、経済社会の帰趨を左右する環境・エネルギー問題の実情を説明し、近い将来に経済界、官界、政界、学会、報道機関、などで我が国を支えることになる聴講生の皆さんが、自分なりにエネルギーのベストミックスを考えられるようになることを目的とします。このため、細かい事象やデータを覚えるのではなく、環境・エネルギー問題を巡る大きな流れを理解できるよう解説すると共に、最近のトピックスについて質疑応答や議論を行います。 エネルギー政策の有識者、最前線で取り組んでいる経済産業省若手官僚、国会議員、環境・エネルギービジネスの現場で活躍しているビジネスパーソンなどをゲスト講師として迎え、臨場感のある現場の話と共に、裏話なども披露していただきます。このため、教養学部のみならず、法学部、経済学部、文学部、工学部の学生にとっても有意義であると考えます。 後半では、それまでの講義を踏まえて、聴講生の考える日本のエネルギーのあるべきベストミックスを含め、今後のビジョンについてグループディスカッションを行います。 また、今後のわが国経済社会の発展のために必要とされる人材に求められる課題解決能力の向上を目指して、環境・エネルギー問題のみならず聴講生が直面する様々な課題に関して質疑応答を行います。 特にAIの進展が人間の能力を超えるのではないかとの懸念が広がっている状況において、AIに負けないためにはどのような人間になって行くことが求められるかに解説を致します。 最終授業では提出して頂くレポートに関してプレゼンテーションを行います。 化石エネルギーの大量消費により地球温暖化が進行しており、CO2排出量を削減し地球温暖化を防止することは最重要課題となっており、CO2排出量を1/10まで低減する必要があると言われている。これには従来の温暖化対策では不十分で、エネルギー消費量そのものを1/10にすることが必要と考えられる。 エネルギーは熱力学第一法則で保存されていることはよく理解されている。すなわち、エネルギーは「消費」できないもの、使っても使っても決して減らないもののはずである。しかし、実際は、人類は膨大な化石エネルギーを「消費」しており、地球環境問題などを引き起こしている。この矛盾は、どう理解すれば良いのか?この講義では、まずこの疑問に答えるべく、エクセルギー、アネルギー、エクセルギー破壊、エクセルギー再生、といったエネルギー科学技術の基本理論を学び、現代のエネルギー生産・利用における科学技術を体系的に学習し、その問題点を明らかにしていく。そして、エネルギー消費量を1/10にする技術体系の可能性について考察し、持続可能な社会を構築する具体的なエネルギー技術戦略について議論する。 担当教員 担当教員 瀬川 浩司 松井 英生 所属 教養教育 高度化機構 所属 教養教育 高度化機構 曜限 単位 曜限 単位 集中 2 2 対象 対象
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