2020Aシラバス
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1年 文科 理科 2年 文科 理科 A 1年 文科 理科 A 2年 文科 理科 時間割コード 時間割コード 全学自由研究ゼミナール 51429 授業の目標概要 51430 授業の目標概要 開講 講義題目 模擬国連で学ぶ 国際関係と合意形成Ⅱ 開講 講義題目 国際紛争ケースブックをつくろう 国際社会で生じる問題は、自然現象ではなく社会現象である以上、一人一人の力によっ てわずかながらでも良くすることもできるし、さらに悪くしてしまうこともあります。履修者の皆さんには、この点を意識し、自分の頭で国際問題の解決策を考えられるようになってほしいと考えています。 そこで、この授業では、「模擬国連会議(Model United Nations)」というアクティブラーニングの手法を用いて、国際問題の解決法を考えます。多様な利害・価値観に配慮することの重要性を理解するには体感してみることが早道ですが、模擬国連会議では、一人一人が米国政府代表や中国政府代表などの担当国になりきって国際問題について話し合います。立場を固定されている点ではディベートと同様です。しかし、 相手を論破することで勝利を目指すディベートと異なり、模擬国連会議では合意形成が目的であるため相手の利害・価値観を尊重したうえでの妥協が重要になります。この点を重視し、授業内では対立の激しい議題・担当国を設定して、 ロールプレイとシミュレーションに取り組みます。 具体的な到達目標は、以下の通りです。 ①国際問題をめぐる多様な立場(利害・価値観)を説明できる【レポート1, 2で評価】 ②国際問題の原因について、国際関係論の概念や事例を用いて説明できる【レポート1, 2で評価】 ③国際問題の解決における妥協の重要性を説明できる【レポート1, 2で評価】 ④国際国際問題の解決策について、選択肢を複数挙げて比較衡量したうえで、妥当と考えられるものを説得的に示すことができる【レポート1, 2で評価】 ⑤国連の資料を自ら調べて国際問題の分析に用いることができる【レポート1, 2で評価】 ⑥模擬国連会議の教育手法としての特徴を説明できる【レポート3で評価】 国際社会で生じる問題は、自然現象ではなく社会現象である以上、一人一人の力によっ てわずかながらでも良くすることもできるし、さらに悪くしてしまうこともあります。履修者の皆さんには、この点を意識し、自分の頭で国際問題の解決策を考えられるようになってほしいと考えています。例えば、国際紛争の発生や激化を防ぐには、どうすればよいのでしょうか。 そこで、この授業では、複数の国際紛争(例:旧ユーゴスラビア、ソマリア、ルワンダ、コンゴ、東ティモール、アフガニスタン、イラク、ダルフール、リビア、シリア、コートディボワール)の経緯や構図、原因等について調査し、最終的にケースブックを作成することを目指します。その過程で、ある国際紛争に対する見方は決して一様ではないことに気づき、できる限り客観的に各紛争を捉えるための方法を習得します。 具体的な到達目標は、以下の通りです。 ①国際紛争に関する資料・文献を適切に収集できる【成果物で評価】 ②国際紛争の経緯を説明できる【成果物で評価】 ③国際紛争の構図を説明できる【成果物で評価】 ④国際紛争が発生・激化の原因を説明できる【成果物で評価】 ⑤国際紛争の発生・激化を防ぐ策について、選択肢を複数挙げて比較衡量したうえで、妥当と考えられるものを説得的に示すことができる【成果物で評価】 担当教員 星埜 守之、中村 長史 担当教員 星埜 守之、中村 長史 所属 教養教育 高度化機構 所属 教養教育 高度化機構 曜限 単位 集中 曜限 単位 集中 2 2 対象 対象

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