1年 文科 理科 2年 文科 理科 A 1年 文科 理科 A 2年 文科 理科 時間割コード 時間割コード 全学自由研究ゼミナール 51356 授業の目標概要 51357 授業の目標概要 開講 講義題目 オンライン時代の自然科開講 講義題目 生命の普遍原理に迫る 研究体験ゼミ 世界規模の感染症問題の影響から現在、社会システムは大きな変革を求められており、自然科学研究の現場においても松下村塾さながらに新たな時代を切り開くための人材教育が急務とされている。そして本格的に迎えつつあるオンライン時代は、従来の自然科学の作法を踏襲しつつも自然科学の新たな側面を浮かび上がらせるものと期待される。本自由ゼミでは、オンライン時代における自然科学研究の方法を少人数で構成されたグループワークにより実践し、特に「データをどのように取得し,どのような解析を行い,他者との理解をどのように共有するか?」と言う自然科学の作法をいかにオンライン環境で実現するかに焦点を当て、受講者に新たな時代を切り開くための教養・技術を学ぶ機会を提供する。 ガイダンスは2020年9月25日12:20-12:55に,オンラインで行う.ZoomURLは「オンライン授業内容」を参照のこと. 【注意】この授業は、開講日程の都合上成績が進級要件(2014年度以前入学者)・前期課程修了要件に反映されないことがあるので、履修にあたっては十分に注意すること。 東京大学生物普遍性連携研究機構(Universal Biology Institute, UBI)に関連する研究室で研究体験型のゼミをおこなう。 過去半世紀にわたる生命科学の進展により、我々は生体内で起こる分子レベルの反応の詳細や、それに関わる分子種についての膨大な知識を集積してきた。一方で、それら分子が総体として織りなす「生きている状態」とは、そもそもどういう状態なのか?そして、そのような状態を特徴付ける法則や原理は何か?このような基本的な問題について、我々人類はまだほとんど理解できていない。この問いは生物学のみに閉じた課題ではなく、現象の記述と理解に必要な数理科学の発展や、新たな実験・計測技術の開発を必須とする。この意味で現代生命科学は科学諸分野のフロンティアを押し広げるともに、これらを再統合する現場ともなっている。UBIでは、生物に共通する普遍的な法則とメカニズムの解明を目指し、従来の生物学の枠を越えて、数理科学、理論物理、分子生物学、生物物理学、進化生物学、有機化学、ナノバイオテクノロジー、細胞イメージングなど、広範な分野の研究者が共同で研究に取り組んでいる。 本ゼミでは、通常の学生実験や授業とは異なる、最先端の科学研究の現場を体験する機会を提供する。履修者は下記のいずれかの研究室に配属し、学問分野の垣根を越えた、分野横断的な科学研究に触れながら、基本的な実験技術やデータ解析手法を学習したり、数理演習や計算機実習を通じて理論研究の基礎を学んだりする。未知の分野にチャレンジし、将来的に自ら新しい分野を開拓していこうと思う意欲的かつ野心的な学生を歓迎する。 担当教員と研究テーマ 【駒場キャンパス】 澤井 哲: 細胞のナビゲーションを、実験的・理論的に理解する 若本 祐一: 細胞表現型ゆらぎと適応・進化の関係を探る実験研究 石原 秀至: 生命現象の数理モデルのシミュレーション 道上 達男: 胚の形態形成に関わる”力”を調べる実験 豊田 太郎: 人工細胞観察デバイスを微細加工技術で創って,人工細胞を実際に観察する 小林 徹也: 細胞複製過程の熱力学を考える(駒場IIキャンパス) 市橋 伯一: RNAゲノムを持つ人工細胞を継代してみて、寄生体が自然発生すること、細胞構造によって防ぐことができることを実験とシミュレーションで体験する 柳澤 実穂: 細胞モデルを用いた生命現象の物理的理解 【本郷キャンパス】 古澤 力: 進化過程の計算機シミュレーションによって何が解るか? 岡田 康志: 顕微鏡を作って生きた細胞を計測する 伊藤 創祐: 情報理論や確率的な熱力学を用いた生命現象の理論研究 最新の情報は以下を参照。http://park.itc.u-tokyo.ac.jp/UBI/education.html 担当教員 福島 孝治 学塾 担当教員 石原 秀至 所属 先進科学 研究機構 所属 生物普遍性 研究機構 曜限 単位 集中 曜限 単位 集中 1 2 対象 対象
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