2020Aシラバス
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1年 文科 理科 2年 文科 理科 水 5 A 1年 文科 理科 2年 文科 理科 A 時間割コード 時間割コード 全学自由研究ゼミナール 51140 授業の目標概要 51347 授業の目標概要 開講 講義題目 国際化を読み解く ゼミナール 開講 講義題目 米中関係から学ぶ 国際政治 2020年度の「国際化を読み解くゼミナール」は2つのテーマを用意しました。 テーマ1 Withコロナ時代とグローバリゼーション テーマ2 国際人道法とロボット兵器 (それぞれのテーマの説明) テーマ1 Withコロナ時代とグローバリゼーション グローバリゼーションは,20世紀後半から進展し,特に1990年代から加速しました。しかし,2010年代半ばから世界各国で自国中心主義が台頭し,グローバリゼーションが曲がり角を迎えたと言われました。 さらに,2020年には新型コロナウイルスが世界で広がり,国境を超えた経済活動がストップし,グローバリゼーションにもさらなる影響が生じています。 グローバリゼーションがこれらの壁にぶつかったことを受け,Withコロナ時代とも言われるこれからの時代においてどのような世界像が求められるのかを探求していきます。 テーマ2 国際人道法とロボット兵器 武力紛争(戦争)にもルールがあります。そのルールが国際人道法です。国際人道法により,武力紛争で使うことが許される武器や攻撃方法が定められています。 武力紛争において兵士の犠牲を減らす目的でロボットが導入されつつあります。さらに,現在は,人工知能(AI)の発達により,AIを搭載したロボット兵器の開発が進みつつあります。他方,AIを搭載したロボット兵器には,人類が想定していなかった事態を引き起こすリスクもあります。 そこで,国際人道法の基礎を学びつつ,ロボット兵器の規制がどうあるべきかについて議論をしていきます。 また,これらのテーマのいずれかに関連して,日本にある大使館を訪問し,外国における取り組みについて話を伺うことも検討しています。 国際関係論、または国際政治学には様々な側面がある。経済相互依存や軍拡、内戦といった現象から学ぶことも、憲法や国際法からアプローチすることもできれば、歴史を紐解いたり、難民や国際公務員・NGO関係者のインタビューから学んだりすることも有益だろう。世界に関心をもったのであれば、色々なアプローチから学ぶことを強く勧める。 このゼミでは、あくまでも一つのアプローチとして、今の国際政治がどのように展開しているのか、大国政治、同盟、多国間協力などの視点から学びたい。この数年、熾烈な対立を経験している米中関係は必然的に話題の多くを占めることになる。 テーマを考えるために必要な、歴史的事実と理論を紹介するが、本講義は体系的に理論を学ぶものでも、米中関係全史のようなものでもない。重要なトピックを取り上げて、それを毎回多くの角度から吟味することで、国際政治を分析する視角を養うことが目的である。私の方からの講義の箇所、受講生による事前学習を元にしたディスカッション(英語でForeign Affairs, The New York Times等を少なからず読んでもらう)、また個別研究(グループまたは個人)も行う。 このゼミナールが終わった後も、自分の力で、様々な国際政治、経済にかかわる情報を収集、分析できる土台を構築してもらうことが目標となる。 担当教員 須田 洋平 担当教員 佐橋 亮 所属 学生の希望によって開設される全学自由研究ゼミナール 所属 東洋文化研究所 水 5 曜限 単位 曜限 単位 2 2 対象 対象

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