2020Aシラバス
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1年 文科 理科 2年 文科 理科 金 2 1年 理科 2年 理科 金 5 1年 文科 理科 2年 文科 理科 火 5 学 1年 文科 理科 2年 文科 理科 木 5 学 時間割コード 時間割コード 時間割コード 時間割コード 総合科目 B(国際・地域) 50966 A 講義題目 授業の目標概要 文学研究をしていると、「文学は何の役に立つのですか?」といった質問をぶつけられることがある。この種の質問は大抵礼を失していることはさておき、文学の価値をどのように説明するかについては古来様々な議論があった。この授業では、江戸期の文学論の検討することで、上記の問いについて考えてみたい。伊藤仁齋・荻生徂徠・賀茂真淵・本居宣長といった学者の所説を取り上げる。彼らの文学をめぐる思考は、今日の読者にとっても示唆に富んでいる。江戸期の思想・文学に関心がある人だけでなく、広く「文学」に関心のある人に受講してもらいたい。 51096 A1 講義題目 授業の目標概要 日本語は、文献上遡ることができる歴史が千年以上に亘るうえ、他言語との接触はあっても、言語侵略を蒙ることはほと50454 A 講義題目 授業の目標概要 文学作品を読むというのはどういう行為なのでしょうか。この授業では、日本近代の代表的な短編小説を取り上げながら、あらためて文学作品を読むとはどういうことなのか、考え、かつ体感していただきます。半期の授業を通して、自分なりにある文学作品の中に問いを見出して読むことができるようになることを目指します。 1、小説の中に自らの問いを発見する。 2、先行研究を調べて要約し、批判的に捉え直す。 3、作品の背景について調べ、まとめられるようになる。 4、問いと答えを筋と関連させつつ一つの解釈をまとめる。 50893 A 講義題目 授業の目標概要 『平家物語』は日本の中世文学、軍記文学のみならず、古典文学全体においても代表的な作品であり、一般にもよく知ら開講 授業科目名 日本文化論Ⅱ 開講 授業科目名 日本語日本文学Ⅰ(理科開講 授業科目名 日本語日本文学Ⅱ 開講 授業科目名 日本語日本文学Ⅱ 江戸時代の文学論 日本語史研究の方法 んどなかったという点で、言語はなぜ、どのように変化するのかということを追究するに恰好の材料です。 本講義では、奈良時代・平安時代・室町時代の言語資料を一つずつ取り上げ、文献資料からの言語史的事実(就中、音声言語史的事実)の抽出方法、言語変化の原因と法則、といったことについて理解することを目標とします。 日本近代の短編小説を読む 『平家物語』を読む。 れ、中学校や高等学校でも教材とされる事が多い。そうした『平家物語』の様々な話を読む。 この作品は、十二世紀末の治承寿永の内乱を描くものであるが、随所に様々な挿話を付け加え、戦いについてだけではなく、中世の人々の心情や社会のありようを写し出すものとなっている。それらを読み解き、中世の社会、歴史、宗教などについて考察することで、この時代への理解を深めることを目標とする。 さらに、そうした作業は、また逆に、戦乱の世を生きた人々にとって、いくさを語ることや書き残すということがどのような意味を持っていたのか、という次の問題への探求に導いてくれるはずである。とりもなおさず、それは我々人間にとっての文学という存在の意味という普遍的なテーマへつながるだろう。 そのような大きな目標のもと、まずは『平家物語』の話を一つ一つ丁寧に読んでみよう。そこで聞こえてきた中世人が語り残したことについての自分なりの考察を積み重ねてみよう。 最初の数回で、『平家物語』についての基本的な事項を紹介し、その後は、授業計画で示したようなテーマに沿った話を取り上げる予定である。 生) 担当教員 国文・漢文高山 大毅 担当教員 国文・漢文矢田 勉 担当教員 国文・漢文戸塚 学 担当教員 清水 由美子 国文・漢文所属 曜限 学部会 所属 曜限 学部会 所属 曜限 所属 曜限 対象 対象 対象 対象

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