初年次ゼミナール理科 31535 31536 31547 授業の目標・概要 植物や藻類が行う光合成は、光エネルギーを利用して水を酸化するとともに空気中の二酸化炭素を固定してでんぷんなどの有機化合物を合成するプロセスであり、地球上のほとんどの生物のエネルギーの源はこの光合成に由来している。 この授業では、植物がどこで、どのように光合成を行っているのか、光合成のしくみについて講義を通してまず理解し、その上で、光合成の原料である二酸化炭素の取り入れ口である植物の気孔がどのように開いたり、閉じたりできるのか、その開閉の仕組みを、最新の研究論文の読解やグループワーク、プレゼンテーションを通して理解する。また、理解したことを他⼈にわかりやすく伝え、お互いに情報共有することで、新たなアイデアや知見を得るためのコミュニケーション能⼒の基礎も身につける。さらに、気孔開閉の研究において、何がまだわかっていないのか、その未解明の問題を解くためにはどのようなアプローチがあるのか、具体的なアイデアを出して、今後の可能性について議論する。 初年次ゼミナール理科の評価方法によって評価する。 次の教科書を使用する。/Will use the following textbook 書名 著者(訳者) 東京大学教養教育高度化機構初年次教育部門・増田建・坂口菊恵編 出版社 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 成績評価方法 授業のキーワード 論文読解、生物/植物、光合成、気孔、食糧問題/エネルギー問題、グループワーク 教科書 科学の技法:アクティブラーニングで学ぶ初年次ゼミナール理科 東京大学出版会 ガイダンス 授業の目標・概要 【授業の概要と目標】 成績評価方法 授業のキーワード 身体運動、歩行、神経科学、脳、筋骨格、問題発見・解決型 教科書 ガイダンス 授業の目標・概要 開講場所:東京大学生産技術研究所Be504号室、フィールド演習 成績評価方法 授業のキーワード 授業のタイプ:問題解決、課題解決、体験、学術分野(大分類/小分類)を記載:リスク、災害対策、情報技術、観測技教科書 ガイダンス 私たちの生命活動及び行動において、様々な身体運動のなかでもとりわけ歩行や走行(locomotion)はその基盤となります。本ゼミナールでは、歩行や走行が脳を含めた生体のどのような仕組みにより発現し、調節されているのか、また、外部環境とどのように相互作用し、協調しているのかについて、実際の実験と観察を交えながら学習していく。グループ内で討議を行い、「参考資料及び文献の収集」、「問いあるいは仮説の設定」、「研究方法の設定」、「論述の組み立て」などのアカデミックスキルを学ぶ。それらの内容はゼミナール時間中にプレゼンテーションします。これらを通して、仮説から結論に至るまでの科学的な思考における基礎的な能⼒の習得を目指します。 【学術分野】神経生理学、運動生理学、計算論的神経科学、バイオメカニクス 初年次ゼミナール理科の評価方法によって評価します。 次の教科書を使用する。/Will use the following textbook 書名 著者(訳者) 東京大学教養教育高度化機構初年次教育部門・増田建・坂口菊恵編 出版社 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 授業の目標、概要: 首都直下地震や南海トラフの巨大地震をはじめ現在発生が危惧されている大規模災害は、多くの⼈命や家屋に甚大な被害をもたらし、我が国の経済や産業のみならず、⼈々の暮らしや価値観、社会の在り様まで、大きく変化させると考えられます。自然災害が頻発する我が国において、⼈命を守り、被害を軽減する防災は、国⼒を左右する重要な施策です。しかし、現在の少子高齢化による⼈口減少や財政的な制約を考えれば、「公助」の拡充は望むべくもなく、国として「自助」と「共助」を進め、災害対策を担える優秀な⼈材を社会の様々なセクターに配置することが必要です。 我が国では、これまでも一般の国民から政府まで、災害に対する様々な訓練や対策を行ってきました。しかし、2016年の熊本地震でも、自治体から住民までが、「混乱」や「機能不全」に陥り、十分に対応できない状況が各所で発生しました。これは、都道府県や政府、中央省庁においても同様であり、未だ改善の余地が大きいと言えます。 このような状況を踏まえ、市町村、都道府県、国の行政職員をはじめ、国民各層の災害対応能⼒を高めるため、2018年10月、「災害対策トレーニングセンター」を開設いたしました。「災害対策トレーニングセンター、DMTC: Disaster Management Training Center」は、体系的かつ実践的な教育訓練を主眼に置き、東京大学生産技術研究所及び東京大学大学院 情報学環を中心に、関係機関や学部、研究室及び一般財団法⼈生産技術研究奨励会の研究会に所属する企業各社が協働し、我が国に適した具体的な災害対応訓練及び教育システムの標準化を研究、開発、提供するものです。同時に、災害対応に関わる最新の知見、技術を集積し、効率的な災害対応としてトレーニングに反映させ、国内外に提示します。 将来的には、防災の優秀かつ実践的な⼈材の国際的な養成機関として、持続的な発展を遂げられるものとするとともに、⼈類を待ち受ける未来の様々な災害、困難な事象に対し、乗り越える知恵と技術を生み出せる⼈材を養成、輩出し、社会に貢献します。 本授業では、DMTCが進めている災害対策の基本から情報技術、観測技術を活用した災害対策をマスターする。 これにより各種技術の取得だけではなく、災害対策のプロフェッショナルな知識が身に付く。 DMTCのWEBサイト:http://tdmtc.tokyo/ 初年次ゼミナール理科の評価方法によって評価します。 術、フィールド演習 次の教科書を使用する。/Will use the following textbook 書名 著者(訳者) 東京大学教養教育高度化機構初年次教育部門・増田建・坂口菊恵編 出版社 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 科学の技法:アクティブラーニングで学ぶ初年次ゼミナール理科 東京大学出版会 科学の技法:東京大学「初年次ゼミナール理科」テキスト 東京大学出版会 515教室 K301 金 3 金 3 金 3 植物の気孔はどのように動くのか? 気孔の動きから光合成を考える 歩行や走行など移動(locomotion)の 災害対策原論(情報技術、計測機器、シミュレーション等を用いた次世代の災害対策を体験し研究する) 神経機構 和田 元 柳原 大 沼田 宗純 生物部会 スポーツ・身体 運動部会 生産技術研究所 シラバス参照
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