初年次ゼミナール理科 31540 授業の目標・概要 脳機能や身体運動のイメージング技術の普及と、得られたデータの機械学習処理との組み合わせにより、頭で想像することにより機器を操作したり、思考をデータ化して他者に送ったりといったSFのような技術の基礎は既にできており、今後の急速な発展が見込まれている。また、知的作業の多くをAIにより代替できるようになった場合、教育の価値はどこにあるのか、膨大になる情報のヒトによる処理能力を上げるにはどうすべきかへの関心が高まっており、Brain-computer(machine) interfaceやニューロフィードバックがひとつの解として提示されている。 本授業の前半では、近年の情報処理技術の進展がどのように社会実装され、神経科学や教育、社会システムのあり方を変えつつあるかリサーチして発表する。 後半では、簡易的なウェアラブル脳波計を用い、コンピュータからセンサーデータにアクセスしてクラウドデータベースにアップロードし、分析結果を図示したり、学習効率を上げるアプリケーションをつくる、もしくは作成計画をつくることをめざす。 習得しうるデータや現時点で各自が利用できる分析技術をもとに、研究やサービスに役立てるには何をおさえるべき成績評価方法 か、発想を重視する。 授業のキーワード 問題発見解決・データ解析型、心理学/情報、ブレインマシンインターフェース、モバイル脳機能計測、教育ビッグデータ、IoT 教科書 教科書は使用しない。/Will not use textbook ガイダンス 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 K302 金 1 フューチャー・オブ・マインド 坂口 菊恵 教養教育高度化機構
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