2020Sシラバス
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初年次ゼミナール理科 金 1 31505 授業の目標・概要 宇宙物理学は、人類が空を見上げた時に始まった最初の学問の一つである。それ以来数千年、人類は「宇宙は冷たくからっぽで静かな世界」だと考えてきた。しかし20世紀に入り、膨張宇宙の発見とともに人類の世界観を変えたのが、天体からのX線やニュートリノの発見であった。これらは天体が超高温・高エネルギーでなければ発することができず、宇宙には高エネルギー現象が満ち溢れていることがわかってきた。 本講義では、最初に「X線宇宙物理学」に焦点をあて、どのような経緯でこの分野が始まり新しい知見を得たか、検出技術や天体物理を交えながら理解を進める。その後、グループごとにサブテーマを決め、正確に、かつ分かりやすく説明する。 グループごとの議論とその発表をもとに行う プリントを配布する。/Will distribute handouts 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 31506 授業の目標・概要 Central Scienceとも称される「化学」の成り立ちについて学ぶ。データベース検索などを活用し、知識が形成される過程を、学術論文を中心として学生自身が主体的に学び取る。また、学んだことをグループ学習によるプレゼンテーションにより他者にわかりやすく伝える体験を通して、プレゼンテーションに関わる技能を学ぶ。化学の分野を題材にしながら、科学一般の基礎となる学術的スキルを実践的に習得することを目標とする。また、1コマは本郷の研究室にて有機化学の最前線の研究現場を見学し、関連する化学実験を体験する。 初年次ゼミナール理科の評価方法によって評価します。 次の教科書を使用する。/Will use the following textbook 書名 著者(訳者) 東京大学教養教育高度化機構初年次教育部門・増田建・坂口菊恵編 出版社 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 31523 授業の目標・概要 授業の目標、概要:新薬を開発するためには、少なくとも十数年に及ぶ研究期間と莫大な研究開発費を要します。創薬研究のプロセスは、探索研究、開発研究、臨床研究に大きく分類され、それぞれの研究段階において多くの研究分野が創薬を支えています。本授業においては、分子の細胞内動態・機能を明らかにする蛍光イメージング法、薬のターゲットであるタンパク質の立体構造を明らかにするX線結晶構造解析や核磁気共鳴法、薬物が投与された後の体内での薬物の挙動を明らかにする薬物動態を取り上げ、これらの技術が創薬においてどのような役割を果たしているのかを論文読解やグループワークを通して理解します。授業で取り上げる技術をはじめとする様々な創薬基盤技術の今後の可能性をグループで調査・議論し、プレゼンテーションを行います。 初年次ゼミナール理科の評価方法によって評価します。 教科書は使用しない。/Will not use textbook 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 成績評価方法 授業のキーワード 高エネルギー宇宙物理学、X線宇宙物理学、素粒子物理学 教科書 ガイダンス 成績評価方法 授業のキーワード 論文読解・演習型、化学/有機化学、少人数ゼミ、化学、情報検索、プレゼンテーション 教科書 ガイダンス 成績評価方法 授業のキーワード 情報収集・問題解決型、物理系薬学、蛍光イメージング、X線結晶構造解析、核磁気共鳴法、薬物動態 教科書 ガイダンス 履修希望者は上記日程の都合が合うことを確認して下さい。 ●社会現象のモデリング&シミュレーションにより「答えのない問題を解く力」を身につける ●「研究の基礎的な流れ」を学ぶ (授業の概要) 現実社会では正解がない問題、答えがひとつとは限らない問題、解法の指針がわからない問題が数多く存在します。実際に社会に出た時、そういった問題に向き合うためには、自ら考え仮説を立て検証する「仮説検証能力」が必要となります。 本授業では、仮説検証能力向上のアプローチとして、社会現象を対象としたモデリング&シミュレーションの技術を学びます。特に、現実社会では実験が難しい事象について、コンピュータを用いて検証を行う技術を身につけます。 エージェントと呼ばれる社会の中での個人のような働きをするプログラムが多数集まって社会現象を再現するエージェントシミュレーションという技術を学びます。 また仮説検証能力は、学術研究分野において重要な基礎であり、モデリング&シミュレーションの考え方は、今後研究活動を始めるにあたり効果的な事前学習となります。 (授業の目標) - プログラミング言語の習得だけではなく、現象をモデリングするスキルを身につける。 - 実際の研究・開発の流れを学ぶ。 - 社会経済現象に関するデータを解析しモデルを構築する工学的手法を学ぶ。 - モデルを用いた計算機シミュレーションから、予測・制御・設計を行う手法を学習する。 - シミュレーション言語を用いた、社会現象のマルチエージェントモデルの作成を行う。 - グループワークを通して自分の考えを相手に伝え,相手の考えを理解することでプロジェクト実施時におけるコミュニケーション能力を養う。 出席と通常講義での課題・発表及び最終レポートで評価します。 成績評価方法 授業のキーワード 問題発見・解決型、システム科学、社会シミュレーション、モデリング 教科書は使用しない。/Will not use textbook 教科書 ガイダンス 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 科学の技法:アクティブラーニングで学ぶ初年次ゼミナール理科 東京大学出版会 K201 516教室 E39教室 K401 金 1 金 1 金 1 社会シミュレーション入門 高エネルギー宇宙物理学の幕開け 薬学を支える基盤技術の役割と貢献 分子の世界への招待 和泉 潔 馬場 彩 磯部 寛之 前田 和哉 工学部 31484 授業の目標・概要 ※後半の数回分(グループワーク)を6月土曜日の午後に本郷キャンパスで行う予定です。 理学部 理学部 薬学部

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