火 4 初年次ゼミナール理科 31481 31503 授業の目標・概要 大学での標準的な数理科学の立場から観ると,高等学校までの数学於いて極限と連続性や微分積分の取り扱いはやや直観に頼ったものであり,大学での学問としての数理科学ではこの分野は厳密な理論が展開される.「数理科学の立場からに厳密に記述された微分積分学(解析学の初歩)の文献の実数,極限,連続性等に関する部分」を受講生が輪読する事により,この分野に関する理解を深める事を目標とする.この科目は,受講生による発表形式(黒板を使用)で行うので,受講生が能動的に学習し発表内容を他の人に説明する能力を身に付ける事も目標とする. この分野の能動的な学習を通して,数理科学的な思考力を養う事も目標である. 初年次ゼミナール理科の評価方法によって評価します. 授業中に指示をする。/Will specify at class time 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 31504 授業の目標・概要 地球惑星科学が対象とする分野は地球の内部から太陽系外の宇宙空間まで、多岐に渡ります。なかでも気候変動や宇宙・惑星のトピックはニュース・テレビ番組や科学雑誌でしばしば取り上げられるため,中高生でも科学好きであれば「現象論的な知識」を得る機会は多いでしょう.ところが,報道内容のような結論がどのような「観測根拠」と「推論過程」で導かれたのかについては、理解されていないことがほとんどです。これら観測根拠や推論過程は、発見の事実に比べたら地味で小難しい内容であることが大抵ですが、これらこそが科学を科学たらしめている本質です。惑星探査プロジェクトのような100億円超の大型予算を要する研究計画も,こうした理学的議論に立脚して形成されていきます. 本ゼミでは、こうした観測データと物理の基本法則に基づいた科学的議論を体験します.前半は気候変動に関するデータ解析、後半は、宇宙・惑星探査の計画立案を扱います。 (1)気候変動 エルニーニョ現象は、東太平洋赤道域の海面水温が、平年よりも暖かくなる気候変動現象である。この現象が発生すると、世界各地に異常気象を引き起こすことから、活発に研究が行われている。本ゼミでは、いくつかのグループに分かれて、エルニーニョ現象に関するデータ解析を実際に行い、得られた結果に関する考察を行う。 【テーマ例1】温暖化に伴い、エルニーニョ現象は、どのように変化するのだろうか?気候変動に関する政府間パネル(IPCC:Intergovernmental Panel on Climate Change)」が利用した大気海洋結合モデルによる温暖化実験の結果の解析を行うことにより調べる。 【テーマ例2】エルニーニョ現象は太平洋熱帯域で発生するが、同様の現象が、インド洋や大西洋でも発生するのだろうか?インド洋や大西洋の海面水温データ等を解析することにより、他の現象について調べる。 得られた結果は、レポートにまとめる。また、他のグループの学生が執筆したレポートのピアレビューを行う。 (2)宇宙・惑星探査 複数のチームを作り,それぞれ過去の宇宙・惑星探査の調査,および将来探査の提案プレゼンテーションを実施する. 初年次ゼミナール理科の評価方法によって評価します。 次の教科書を使用する。/Will use the following textbook 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 31518 授業の目標・概要 原子力エネルギーと放射線医療の原理を理解し、それらの社会受容性を討論する。原子力エネルギーにつき、他のエネルギー源との比較、地球環境、国際関係、放射線がん医療につき、放射線人体影響、放射線安全、他の治療法との比較、社会受容性につき、リスクコミュニケーションを学習し、討論する。複雑な問題の中から課題とその解決方法の発見を試みる。最後は討論内容をプレゼンテーションし、発表技術も向上させる。 初年次ゼミナール理科の評価方法によって評価する。 教科書は使用しない。/Will not use textbook 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 成績評価方法 授業のキーワード 問題発見・解決型、工学/システム創成、原子力発電、放射線がん治療、社会受容性 教科書 ガイダンス 成績評価方法 授業のキーワード 文献輪講型、数理科学/解析学、実数,極限,連続性 教科書 ガイダンス 成績評価方法 授業のキーワード 講義・輪講・理論実習、気候変動・エルニーニョ現象、宇宙・惑星探査、探査ミッション、観測、データ解析 教科書 ガイダンス 授業の目標・概要 【授業の概要】 成績評価方法 授業のキーワード 問題発見・解決型、生物/タンパク質、グループワーク 教科書 ガイダンス 生体内で起こるほとんどすべての生命現象はタンパク質を必要としています。タンパク質はアミノ酸が連結した高分子ですが、その配列によって機能が異なります。例えば、物質輸送にかかわるタンパク質、貯蔵にかかわるタンパク質、運動に必要なタンパク質、生体構造を維持するタンパク質、生体防御にかかわるタンパク質、情報を伝えるタンパク質などが存在します。我々は、これらのタンパク質を取り出し、食べることによって栄養素として、あるいはいろいろな産業応用をして、実生活に役立てています。そこで本講義では、私たちの身近にある興味あるタンパク質を選び、性質やその利用法を考えると同時に、その重要性を体験し、この経験をもとに、他の人達に、そのタンパク質の重要性を納得してもらうツールを作ることを目標とします。 【授業の目標】 ・グループワークを通じて、集団での問題設定、情報共有、討論、役割分担などコミニュケーションスキルを身につけます。 ・自分たちの知りたい科学情報を検索する手法を習得します。 初年次ゼミナール理科の評価方法によって評価します。 (この講義での個別評価基準) 自分で考え、自分で課題を見つけ出す。 教科書は使用しない。/Will not use textbook 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 Society E25教室 108教室 E41教室 K302 火 4 火 4 火 4 原子力エネルギー・放射線医療と社会/ Nuclear Energy / Radiation Medicine and 宇宙・惑星・地球物理学の進め方 私たちの身近にあるワンパクな 解析学の基礎 タンパク質を科学する 上坂 充 下村 明洋 笠原 慧 新井 博之 工学部 理学部 理学部 農学部
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