木 2 初年次ゼミナール理科 31470 授業の目標・概要 エネルギーは日々の快適で健康な生活に不可欠であるが、通常は意識することが少ない。一方でエネルギーは現代文明の基本であり、その収奪は今日にもつながる数々の戦争や紛争の原因となり、さらに地球温暖化問題は化石エネルギーへの過度の依存を不可能としている。CO2排出が少なくエネルギー自給に有効とされた原子力は東日本大震災以降世界で停滞し、再生可能エネルギーは世界的に普及しつつあるが課題も多い。 本授業では、エネルギーの歴史を調査した上で2030年・2050年のエネルギーを見通し、それにふさわしい住宅の形を提案する。住宅は快適で健康な生活の大基本であるが、日本においては設備の高効率化は進んだものの、断熱気密はおざなりにされたため、今後の省エネや健康確保にむけては更なる改善が不可欠である。住宅に求められる性能は気候によって大きく異なることから、グループごとに寒冷地・温暖地・蒸暑地の異なる地域を担当する。 最終プレゼンテーションおよび出席 電、地球温暖化 自然災害、ゼロエネルギー住宅 ZEH、快適 健康 温熱環境 空気質 授業中に指示をする。/Will specify at class time 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 31471 授業の目標・概要 物理学では、様々な現象の中に法則性を見いだして、それを数学的に記述します。また、その数学から予想される現象は、実験的に確かめられます。こうした過程の中で、それまで思いもしなかった応用が見つかることがあります。例えば、量子力学の応用としての量子コンピュータなどです。 この授業では、基礎となる数学を学び、物理の記述にどう生かされるのかを調べ、受講者同士の議論を通して理解を深めます。文献の検索、発表資料の作成、科学的な内容でのコミュニケーションの経験を積みます。最終的には、4名程度のグループに分かれて、興味のあるテーマを自ら設定し、他の受講者の前で発表してもらいます。物理に関連していれば基本的にどんなテーマでもよいので、面白い発表を期待しています。 初年次ゼミナール理科の評価方法によって評価します。 教科書は使用しない。/Will not use textbook 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 31501 授業の目標・概要 従来型の情報処理や情報通信の限界を超えるブレークスルーの候補として、量子コンピュータや量子暗号、量子テレポーテーションなどの量子情報技術が最近注目を集めている。これらの量子情報技術は、量子エンタングルメントや量子測定など、日常の直感に反する量子力学の特性を情報処理や情報通信に利用したものであり、量子情報技術を「正しく」理解するためには、情報処理の観点を取り入れた量子力学の正しい理解が必要である。しかし、量子力学は一般にはなじみの薄い概念であり、報道などにおいても不適切な解説をたびたび見かける。本講義では、量子情報技術を「正しく」理解し、量子力学を習ったことのない人々にもわかりやすく正しく説明できるようになることを目標とする。 初年次ゼミナール理科の評価方法によって評価します。 次の教科書を使用する。/Will use the following textbook 書名 著者(訳者) 東京大学教養教育高度化機構初年次教育部門・増田建・坂口菊恵編 出版社 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 31515 成績評価方法 授業のキーワード 住宅 生活 エネルギー 化石エネルギー、原子力エネルギー 再生可能エネルギー、設備 効率 暖房 冷房 給湯 照明 家教科書 ガイダンス 成績評価方法 授業のキーワード 問題発見・解決型、物理学/量子力学、相互学習、サイエンスコミュニケーション、グループワーク 教科書 ガイダンス 成績評価方法 授業のキーワード 授業のタイプ(講義・演習・調査・発表)、物理学、量子力学、量子情報技術、量子計算、量子情報 教科書 ガイダンス 授業の目標・概要 概要 2011年に起きた東日本大震災で,東北から関東地方の太平洋沿岸は地震と津波による大きな被害を受けた.津波による海底のヘドロ等の陸域への拡散、被災した工場等からの有害物質の大気・公共用水域・地下水・土壌への漏出、津波による廃棄物の海洋への流出や油汚染等、国民の健康への悪影響や生活環境の悪化が懸念された.また,福島第一原子力発電所事故により放出され福島県西部を中心に広く降下沈着した放射性物質は,9年経った現在でも様々な農林産物の生産・流通を妨げ,当該地域の農業復興を妨げる大きな要因となっている. 本ゼミナールでは,東日本大震災・原発事故の問題に関わる学術論文や報告書を収集・整理し,震災および原発事故による環境汚染の状況と復旧の現状,農林水産業への影響について学びます.この問題の重要性と,社会経済,政策制度との関わりも含めて今後求められる環境汚染対策について考えを進めていきます.本ゼミナールを通して,自然科学研究の思考や方法論についても理解してもらいます。 震災・原発事故以降,当該地域での調査と放射性物質に関する研究室内での実験に携わってきた農学生命科学研究科の教員2人と大学院生が授業を担当します。 授業の目標:東日本大震災・原発事故における環境汚染問題を通して, ・解決すべき問題に対して主体的に情報を収取し自ら課題を設定する力を身に着ける. ・グループによる課題設定,進捗状況の共有,プレゼンテーションの実施,質疑応答といった共同作業のスキル,またグループワークにおける主体的な関わり方を身に付ける. ・自然科学の研究技法を通じた論理的思考法・批判的思考法、建設的な議論の組み立て方を身に付ける. 初年次ゼミナール理科の評価方法によって評価します。 成績評価方法 授業のキーワード 文献検索、グループワーク、農林業、土壌学、水圏環境化学、環境科学 授業中に指示をする。/Will specify at class time 教科書 ガイダンス 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 科学の技法:アクティブラーニングで学ぶ初年次ゼミナール理科 東京大学出版会 K201 E35教室 E25教室 K302 木 2 木 2 木 2 住宅エネルギーの歴史と未来 量子情報技術を「正しく」理解する 東日本大震災・原発事故における環境物理のための数学ゼミ 汚染を考える 吉川 純一 村尾 美緒 濱本 昌一郎 前 真之 工学部 工学部 理学部 農学部
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