月 4 初年次ゼミナール理科 31511 授業の目標・概要 ワンヘルス(One Health)は、人、動物、環境は相互に密接な関係があり、それらを総合的に良い状態にすることが真の健康である、という概念です。グローバル化が加速し、世界的な人口増加の中、環境・食糧・感染症といった、人類共通の課題がクローズアップされてきます。このような課題の克服には、世界は一つ、健康も一つ ”One World, One Health” の観点から、地球規模で、分野横断的なアプローチが求められます。 この講義では、獣医学と農学国際の専門家が担当します。前半は日本の事情を中心に、後半は途上国の事情を中心に、ワンヘルスと感染症という観点から、動物や人類との関わりをトピックごとに考えます。講義の中では、現状を調査して課題についてグループディスカッションを行い、多様な意見を交換することで課題解決への糸口を探ります。 講義の折り返し時点で、文京区弥生にある農学部キャンパスを見学する機会を設けています。ここでは、東大農学部の教授であった上野博士の忠犬ハチ公の臓器を教材に、犬の健康を侵すフィラリアを学んだり、農学部キャンパスにある世界動物保健機構(OIE)のアジア太平洋事務所の協力を得て国際機関の役割を紹介し、テーマについての理解を深めます。 初年次ゼミナール理科の評価方法によって評価します。 教科書は使用しない。/Will not use textbook 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 31543 31550 授業の目標・概要 本授業は、大気海洋研究所所属の教員2名のリードのもと、「海」について様々な側面から掘り下げて考える機会を提供します。「能動的」な学びの過程を通じて皆さんに「研究」の初歩を体験してもらうことを目指します。海に関する予備知識は必要ありません。むしろ、海について学んだことのない方の履修を歓迎します。 本授業で主に行うのは、調べる、まとめる、発表する、議論する、といった作業です。この中でも、特に「議論」に重点を置きます。教員の発表を学生が聞く時間は必要最小限にし、学生が主体的に参加し進めてゆく授業となります。 初年次ゼミナール理科の評価方法によって評価します。 教科書は使用しない。/Will not use textbook 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 31553 授業の目標・概要 本講義では物性研究所所属の教員と一緒にナノサイエンス、特にスピントロニクスと呼ばれる研究舞台を題材にして「自分で調べること」「自分で考えること」「他人に説明(プレゼンテーション)すること」「他人と議論すること」を覚え、研究引いては社会で生きていくために必要な力を培うことを目標とします。 電子には電荷とスピン(磁石としての性質)の2自由度があります。スピンの性質がナノの世界で顕著に現れることに着目し、高度なレベルでエレクトロニクスを実現する研究分野をスピントロニクスと呼びます。しかし、スピントロニクスは本講義では題材にすぎず、スピントロニクスに詳しくなることは本講義の目的ではありません。従って、物理学を深く学ぼうとしている学生のみならず、化学・生物学を主に学ぶ学生の参加も歓迎します。 初年次ゼミナール理科の評価方法により行います。 成績評価方法 授業のキーワード スピントロニクス、ナノサイエンス、物理 教科書は使用しない。/Will not use textbook 教科書 ガイダンス 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 成績評価方法 授業のキーワード 「問題発見・解決型」、農学/獣医学・公衆衛生学、感染症、健康、食料、環境 教科書 ガイダンス 成績評価方法 授業のキーワード 教科書 ガイダンス 成績評価方法 授業のキーワード 議論・調査・発表、海洋・物理・地学・化学・生物 教科書 ガイダンス impact (英語) HOLMES MARK JAMES K302 K301 K303 月 4 Quantum technologies and their future 月 4 月 4 ワンヘルスと感染症を考える 海を知ろう スピンの量子科学 松本 安喜 新里 宙也 三輪 真嗣 農学部 生産技術研究所 大気海洋研究所 物性研究所 シラバス参照 授業の目標・概要 The overall aim of this course is not to gain a knowledge of quantum technologies per se, but to gain a knowledge of the scientific transferable skills required in a modern international research environment: Communication skills, scientific writing skills, group work skills, presentation skills. The course will proceed via the timeline of preparing for a “conference” that will be held in the final weeks, to which the students will submit their work, and give presentations. 初年次ゼミナール理科の評価方法によって評価します。 Problem finding、Quantum technology、English、Communication、Writing、Presentation 教科書は使用しない。/Will not use textbook 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。
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