初年次ゼミナール文科 31752 水 2 授業の目標・概要 【共通目標】 31449 金 3 授業の目標・概要 【共通目標】 大学では「問い」の「答え」を探求する前にまず「問い」自体を自分で見つける必要があるという点を理解し、学ぶ姿勢の根本的な転換を目指す。授業を通じて「問い」の立て方、「理論」についての考え方、「研究方法」の設定の仕方、学術資料の収集の仕方、議論の根拠の導き方、論述の組み立て方などのアカデミックスキルに触れ、それらを習得する。また、自分が取り組む「問い」が学術的・社会的に意義のある「問い」であることを主張する必要性を理解する。 「問い」の「答え」を導くに当たって必要な、先行研究の理解とオリジナリティの主張の方法(剽窃の防止を含む)、議論と根拠の関係などといったより基礎的な作法および図書館などの研究リソースの利用方法を、第2回目の合同授業で学ぶ。 【この授業の目標・概要】 マルチエージェント・シミュレーション(MAS)と呼ばれるコンピュータ・シミュレーションの技法を使って、社会現象の理解を目指す授業である。MASは、コンピュータの中に「エージェント」と呼ばれる多数の人工的な「生き物」を配置して相互作用をさせることで、いかなる集合的な秩序や動態が生成されるかを観察するシミュレーション手法である。個人や集団の間のネットワークの形成、市場での競争や独占、あるいは国家間の戦争や平和といった様々な現象を、コンピュータの中で実際に「作って理解する」ことを可能にする。 この授業では、まず、既製のソフトウェアを使った実習を通じてMASというツールを身につけてもらう。その上で、各々の学生が関心を持つ社会現象を、関連する先行研究も踏まえながら、MASを使ってモデル化する作業を行ってもらう。そして、コンピュータの中に作られた各自の「人工社会」の観察・分析を通じて、当該の社会現象に対し、理解を深めたり新たな知見を得たりしてもらう。 なお、本授業は文科系の初学者を想定しているため、MASはもちろん、プログラミング等の知識・経験は前提にしていない。 【学術分野】社会科学全般 【授業形態】実習型 出席、実習への取り組み等の平常点と小論文とで判断する。 学期末の小論文には、各自が作成したMASモデルも添付してもらう。これも評価の対象である。 次の教科書を使用する。/Will use the following textbook 書名 著者(訳者) 山影進 出版社 ISBN 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 成績評価方法 授業のキーワード マルチエージェント・シミュレーション、人工社会、社会科学、複雑系、エージェント、シミュレーション 教科書 ガイダンス 大学では「問い」の「答え」を探求する前にまず「問い」自体を自分で見つける必要があるという点を理解し、学ぶ姿勢の根本的な転換を目指す。授業を通じて「問い」の立て方、「理論」についての考え方、「研究方法」の設定の仕方、学術資料の収集の仕方、議論の根拠の導き方、論述の組み立て方などのアカデミックスキルに触れ、それらを習得する。また、自分が取り組む「問い」が学術的・社会的に意義のある「問い」であることを主張する必要性を理解する。 「問い」の「答え」を導くに当たって必要な、先行研究の理解とオリジナリティの主張の方法(剽窃の防止を含む)、議論と根拠の関係などといったより基礎的な作法および図書館などの研究リソースの利用方法を、第2回目の合同授業で学ぶ。 【この授業の目標・概要】 宗教文化を研究する際、哲学や思想研究、歴史学や人類学、社会学や心理学など人文社会系の多様な学問分野からの複合的なアプローチが駆使されている。この演習では、受講生と最新の研究論文を読みながらそうしたアプローチの多様性に触れ、各自書評という形式で小論文を作成することを目指す。 【学術分野】哲学・科学史 【授業形態】文献批評型 出席、報告および議論への貢献等の平常点と小論文とで判断する。 授業中に指示をする。/Will specify at class time 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 成績評価方法 授業のキーワード 宗教学、宗教研究、宗教文化、文献講読、書評、論文執筆 教科書 ガイダンス 人工社会構築指南 書籍工房早山 978-4904701034 E25教室 114教室 ント・シミュレーション入門 書評セッション 阪本 拓人 西村 明 教養教育高度化機構 文学部 人工社会を作ろう:マルチエージェ宗教文化研究の多様なアプローチと
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