初年次ゼミナール文科 31452 金 1 授業の目標・概要 【共通目標】 31768 金 1 授業の目標・概要 【共通目標】 大学では「問い」の「答え」を探求する前にまず「問い」自体を自分で見つける必要があるという点を理解し、学ぶ姿勢の根本的な転換を目指す。授業を通じて「問い」の立て方、「理論」についての考え方、「研究方法」の設定の仕方、学術資料の収集の仕方、議論の根拠の導き方、論述の組み立て方などのアカデミックスキルに触れ、それらを習得する。また、自分が取り組む「問い」が学術的・社会的に意義のある「問い」であることを主張する必要性を理解する。 「問い」の「答え」を導くに当たって必要な、先行研究の理解とオリジナリティの主張の方法(剽窃の防止を含む)、議論と根拠の関係などといったより基礎的な作法および図書館などの研究リソースの利用方法を、第2回目の合同授業で学ぶ。 【この授業の目標・概要】 歴史学における重要な2本の柱は、①先行研究の整理と②史料読解である。本ゼミナールでは双方を通じて歴史学の研究手法を初歩的に理解することを目指す。 ①については諸分野の近年の研究成果について検討をおこなう。ここでは、参加者自身が自分の問題関心のもとに文献を自ら探してくることも想定している。②については歴史学研究会編『世界史史料』(岩波書店、2006~2013)所収の史料や教員自身が翻訳した史料など、日本語で読む事ができる史料について読解をおこなう。 参加者に対しては①か②について発表を義務付ける。そのため本授業は上で挙げた目標のほか、レジュメ作成や発表方法を身につけることも目標とする。 【学術分野】歴史学 【授業形態】ディシプリン型・文献批評型 出席、報告および議論への貢献等の平常点と小論文とで判断する。 授業中に指示をする。/Will specify at class time 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 成績評価方法 授業のキーワード 史料読解、文献購読、一次史料 教科書 ガイダンス 大学では「問い」の「答え」を探求する前にまず「問い」自体を自分で見つける必要があるという点を理解し、学ぶ姿勢の根本的な転換を目指す。授業を通じて「問い」の立て方、「理論」についての考え方、「研究方法」の設定の仕方、学術資料の収集の仕方、議論の根拠の導き方、論述の組み立て方などのアカデミックスキルに触れ、それらを習得する。また、自分が取り組む「問い」が学術的・社会的に意義のある「問い」であることを主張する必要性を理解する。 「問い」の「答え」を導くに当たって必要な、先行研究の理解とオリジナリティの主張の方法(剽窃の防止を含む)、議論と根拠の関係などといったより基礎的な作法および図書館などの研究リソースの利用方法を、第2回目の合同授業で学ぶ。 【この授業の目標・概要】 大学での学習では、文献を批判的に読み解いたうえで問いを立てることがたえず求められる。とはいえ、文献の批判的な読解はみなさんにとってなじみのないものかもしれない。そこで本授業では、様々な文明圏において残されてきた古典を精密に読み解いてきた先人たちの読み方を学ぶことで、文献の批判的な読解の手がかりを得ることを目指す。具体的には、稀代の古典の読み手である井筒俊彦がイスラームの聖典『クルアーン』を精密に読み解いた『コーランを読む』および『クルアーンにおける神と人間』を読みたい。 【学術分野】哲学・科学史 【授業形態】文献批評型 出席、報告および議論への貢献等の平常点と小論文とで判断する。 教科書は使用しない。/Will not use textbook 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 成績評価方法 授業のキーワード 井筒俊彦、イスラーム、古典読解 教科書 ガイダンス 115教室 120教室 史料/資料から読む歴史 読み方を手がかりに 河野 正 三村 太郎 社会科学研究所 教養教育高度化機構 古典をいかに読むのか―井筒俊彦の
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