2020Sシラバス
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初年次ゼミナール文科 31740 火 3 授業の目標・概要 【共通目標】 31741 火 3 授業の目標・概要 【共通目標】 大学では「問い」の「答え」を探求する前にまず「問い」自体を自分で見つける必要があるという点を理解し、学ぶ姿勢の根本的な転換を目指す。授業を通じて「問い」の立て方、「理論」についての考え方、「研究方法」の設定の仕方、学術資料の収集の仕方、議論の根拠の導き方、論述の組み立て方などのアカデミックスキルに触れ、それらを習得する。また、自分が取り組む「問い」が学術的・社会的に意義のある「問い」であることを主張する必要性を理解する。 「問い」の「答え」を導くに当たって必要な、先行研究の理解とオリジナリティの主張の方法(剽窃の防止を含む)、議論と根拠の関係などといったより基礎的な作法および図書館などの研究リソースの利用方法を、第2回目の合同授業で学ぶ。 【この授業の背景・目的】 複雑さが増すこの社会において、他者と協調しながら学ぶこと、自らの学びを俯瞰し調整すること、他者の学びを支援すること、よりよく教えることなどの重要性も増している。しかし一方で、学んだり教えたりする行為は、さまざまな心理的・物理的要因などからうまくいかない場合も多いことが明らかになっている。 この授業では、学ぶこと(学習)や教えること(教授)に関わる国内外の研究知見を参考にしながら、これまでも、そしてこれからも私たちの身近な存在であり、教育心理学の代表的な一分野でもある「教授・学習」を研究する方法を習得することを目的とする。具体的には、履修者各自で興味関心を活かした「問い」を設定し、「答え」を明らかにするための小規模な実験や調査を考えて実施してもらう。得られたデータを分析し、「問い」に対する「答え」を導いてほしい。 データ分析に自信がない人も、教員やTAが基本事項を講義・指導するため心配しなくてもよい。学びについて学術的に考えてみたい人は積極的に履修してほしい。 【この授業の目標】 以上の概要をふまえて、以下の学習目標を設定する。 ・教授・学習を研究するための問いを設定できる ・問いを明らかにするための研究方法を設定できる ・得られたデータを適切に分析できる ・分析の結果を正しく読み取り、妥当な解釈ができる ・討論や報告によって他者の学習に貢献できる ・学術論文の構造をもった小論文を執筆できる 【学術分野】心理・教育学 【授業形態】ディシプリン型 フィールド型 研究報告および議論への貢献等の平常点 および小論文の合計点数で評価する。 a) 平常点(授業中の活動への参加・グループへの貢献):40点満点 b) 小論文:60点満点 注1)単位取得のためには、ⅰ) a,bともに60%以上得点していること、ⅱ) 講義に2/3以上出席していること、の両方を満たす必要がある。 注2)特別な理由なく30分以上の遅刻・早退があった場合は、出席とみなさない。 注3)平常点と小論文の評価基準は、授業内で示す。適切な基準を作成するために、小論文の仮提出を求める場合がある。 授業のキーワード 学びの方法(学習方略)、いかに教えるか(認知支援)、学習・教授効果の測定、高次認知過程、メタ認知、データ分析 教科書 教科書は使用しない。/Will not use textbook ガイダンス 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 成績評価方法 大学では「問い」の「答え」を探求する前にまず「問い」自体を自分で見つける必要があるという点を理解し、学ぶ姿勢の根本的な転換を目指す。授業を通じて「問い」の立て方、「理論」についての考え方、「研究方法」の設定の仕方、学術資料の収集の仕方、議論の根拠の導き方、論述の組み立て方などのアカデミックスキルに触れ、それらを習得する。また、自分が取り組む「問い」が学術的・社会的に意義のある「問い」であることを主張する必要性を理解する。 「問い」の「答え」を導くに当たって必要な、先行研究の理解とオリジナリティの主張の方法(剽窃の防止を含む)、議論と根拠の関係などといったより基礎的な作法および図書館などの研究リソースの利用方法を、第2回目の合同授業で学ぶ。 【この授業の目標・概要】 世界は今、紛争の形態の変化、テロリズム、増える難民、安全保障制度の変化、気候変動など、様々な課題を抱えている。これらの課題について、法的な観点から考察し、その作業を通じて、文献の批判的な読解、学問的な「問い」の立て方、「問い」への答えの追求の仕方、批判的かつ建設的なディスカッション、研究の過程・結果の報告や論文執筆の方法を学ぶ。 【学術分野】法・政治 【授業形態】ディシプリン型 文献批評型 成績評価方法 出席、報告および議論への貢献等の平常点と小論文とで判断する。 授業のキーワード 国際法、国際的課題、紛争、難民、人権 教科書は使用しない。/Will not use textbook 教科書 ガイダンス 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 K402 KALS 学びの心理学 ー学ぶ・教える・測るー を分析する 椿本 弥生 キハラハント 愛 教養教育高度化機構 教養教育高度化機構 国際法の視点から現代の国際的課題

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