初年次ゼミナール文科 31756 水 4 経済事象における「因果」と「相関」 授業の目標・概要 【共通目標】 大学では「問い」の「答え」を探求する前にまず「問い」自体を自分で見つける必要があるという点を理解し、学ぶ姿勢の根本的な転換を目指す。授業を通じて「問い」の立て方、「理論」についての考え方、「研究方法」の設定の仕方、学術資料の収集の仕方、議論の根拠の導き方、論述の組み立て方などのアカデミックスキルに触れ、それらを習得する。また、自分が取り組む「問い」が学術的・社会的に意義のある「問い」であることを主張する必要性を理解する。 「問い」の「答え」を導くに当たって必要な、先行研究の理解とオリジナリティの主張の方法(剽窃の防止を含む)、議論と根拠の関係などといったより基礎的な作法および図書館などの研究リソースの利用方法を、第2回目の合同授業で学ぶ。 【この授業の目標・概要】 経済事象間の関係が、単なる相関であるのか、因果関係を有するのか、という点を見出すのは最も重要な分析の一つである。この授業では、我々が経済分析を行う際にどういう誤りを引き起こす可能性があり、それをどのようにして克服していくべきかを具体的な事例を用いながら学んでいく。 【学術分野】法・政治 経済・統計 社会・社会思想史 国際関係 歴史学 国文・漢文学 文化人類学 哲学・科学史 心理・教育学 人文地理学 【授業形態】ディシプリン型 フィールド型 文献批評型 出席、報告および議論への貢献等の平常点と小論文とで判断する。 次の教科書を使用する。/Will use the following textbook 書名 著者(訳者) 中室牧子・津川友介 出版社 ISBN その他 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 成績評価方法 授業のキーワード 教科書 ガイダンス 「原因と結果」の経済学 ― データから真実を見抜く思考法 ダイヤモンド社 978-4-478-03947-2 102教室 岡地 迪尚 教養教育高度化機構
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