2020Sシラバス
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1年 文科 理科 2年 文科 理科 金 5 学術フロンティア講義 31695 S 授業の目標概要 本講義は、学部教育の総合的改革の一つとして、本郷地区キャンパスに設置された社会科学研究所、史料編纂所、東洋文化研究所の本郷文系研究所が連携・協力して開講する、学部前期課程2年生を対象とした、研究擬似体験型の講義である。 3研究所の教員が、それぞれの分野の研究者の立場から、調査とは何か、なぜ調査を行うのか、調査を解釈する上で大切なことは何か、といった問いについて解説する。具体的には各研究所で実際に研究をしている調査事例や調査対象などに直接・間接に触れることで、調査を行う上での基本と醍醐味を学ぶ。 講義を通じて、受講者は後期課程進学後のあらゆる専門教育で必要とされる、調査に関する心構えや基本的な技法(「調査研究リテラシー」)を身につけることを目的とする。文系、理系を問わず、将来研究者となることに関心を持つ学生にとって特に有益な授業である。 【参考 3研究所の概要】 史料編纂所: 古代から明治維新期に至る前近代日本史史料に関する研究所。史料編纂事業の歴史は古く、塙保己一が江戸幕府の援助を得て創設した和学講談所にまで遡る。附置研究所としては1949年に設置。国内外に所在する各種史料の蒐集と分析を行い、これを史料集として編纂・公開する研究事業を通じ、広く日本史研究に寄与することを目的とする。 東洋文化研究所: 「東洋文化に関する綜合的研究」を目的として、1941年に創設されたアジアに関する専門研究所。調査の対象は研究者によって多様だが、アジア全域にわたるそれぞれの対象地域について、資料調査と現地調査に基づき、政治、経済、宗教、歴史、考古、文学、美術など、さまざまな角度から、日々精力的に研究を進めている。 社会科学研究所: 敗戦後の東京大学再生のための最初の改革として、南原繁総長(当時)のイニシアティヴによって1946年に設置。戦時中の苦い経験の反省のうえにたち、「平和民主国家及び文化日本建設のための、真に科学的な調査研究を目指す機関」として構想された。法学・政治学・経済学・社会学の4つの社会科学のディシプリンを総合して研究を進めている。 出席状況とレポートの内容によって、合否の評価を行う。 教科書は使用しない。/Will not use textbook 第一回授業日に行う。/Will conduct guidance at first time 2020年04月10日5限/5th Period駒場キャンパス未定 評価方法 教科書 ガイダンス 2.0 115教室 時間割コード 開講 講義題目 「調査でみる社会、歴史、アジア」 担当教員 遠藤 基郎 所属 史料編纂所 ・東洋文化研究所 ・社会科学研究所 曜限 単位 教室 対象

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