31728 月 4 授業の目標・概要 【共通目標】 大学では「問い」の「答え」を探求する前にまず「問い」自体を自分で見つける必要があるという点を理解し、学ぶ姿勢の根本的な転換を目指す。授業を通じて「問い」の立て方、「理論」についての考え方、「研究方法」の設定の仕方、学術資料の収集の仕方、議論の根拠の導き方、論述の組み立て方などのアカデミックスキルに触れ、それらを習得する。また、自分が取り組む「問い」が学術的・社会的に意義のある「問い」であることを主張する必要性を理解する。 「問い」の「答え」を導くに当たって必要な、先行研究の理解とオリジナリティの主張の方法(剽窃の防止を含む)、議論と根拠の関係などといったより基礎的な作法および図書館などの研究リソースの利用方法を、第2回目の合同授業で学ぶ。 【この授業の目標・概要】 歴史学における重要な作業の一つは、史料を正確に読解・分析し、それに基づいて論じることです。この授業では、歴史学研究で用いられる史料がどのようなものかを実際に体感し、それをどのような手法で扱い、分析していくのかについて学びます。具体的には、高校の世界史に登場する史料の中でも特に著名なもの(例えば池田嘉郎他編『名著で読む世界史120』山川出版社、2016年に収録されている書物)の中から各自興味のある史料を選び、その日本語訳を一定の分量、通読します。そして、関連研究の成果を参照しながら、史料の性格について考察した上で、その史料を通じてどのような歴史が書けそうか、について考えます。さらに、その成果について報告・討論を行い、小論文を作成する作業を通じて、自分の考えを論理的に発信する能力を向上させることを目指します。 【学術分野】歴史学 【授業形態】ディシプリン型 文献批評型 成績評価方法 出席、報告および議論への貢献等の平常点と小論文とで判断する。 授業のキーワード 世界史、東洋史、西洋史、史料、イスラーム 教科書は使用しない。/Will not use textbook 教科書 ガイダンス 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 大学では「問い」の「答え」を探求する前にまず「問い」自体を自分で見つける必要があるという点を理解し、学ぶ姿勢の根本的な転換を目指す。授業を通じて「問い」の立て方、「理論」についての考え方、「研究方法」の設定の仕方、学術資料の収集の仕方、議論の根拠の導き方、論述の組み立て方などのアカデミックスキルに触れ、それらを習得する。また、自分が取り組む「問い」が学術的・社会的に意義のある「問い」であることを主張する必要性を理解する。 「問い」の「答え」を導くに当たって必要な、先行研究の理解とオリジナリティの主張の方法(剽窃の防止を含む)、議論と根拠の関係などといったより基礎的な作法および図書館などの研究リソースの利用方法を、第2回目の合同授業で学ぶ。 【この授業の目標・概要】 受験勉強を終えた今、すこし背伸びした勉強をしてみたいという学生もいることだろう。この授業では哲学の最新理論の一つ、「思弁的実在論」を学びながら、その気持ちに応えたい。具体的にはカンタン・メイヤスーというフランスの哲学者の著作『有限性の後で』をじっくりと読み解いていくことになる。これは哲学と科学の関係を根本から問い直すとともに、近代哲学の全体を批判した挑戦的な書物である。メイヤスーの問題意識を理解するために必要な近代哲学についての知識は授業の中で適宜補っていく。受講生は授業を通じて近代哲学についての理解を深めることができる。 【学術分野】哲学・科学史 【授業形態】文献批評型 出席、報告および議論への貢献等の平常点と小論文とで判断する。 次の教科書を使用する。/Will use the following textbook 書名 著者(訳者) カンタン・メイヤスー(千葉雅也、大橋完太郎、星野太訳) 出版社 ISBN その他 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 成績評価方法 授業のキーワード 人文学、哲学、近代哲学、現代哲学、科学、思弁的実在論 教科書 ガイダンス 有限性の後で──偶然性の必然性についての試論 人文書院 4409030906 教科書は第3回の個別授業ガイダンスの後に入手すれば問題ない。もちろんあらかじめ入手して読んでおいてもよい。 119教室 516教室 初年次ゼミナール文科 初年次ゼミナール文科 グループ1 1年 文一二(4,6-7,28)文三(4,16,18) 時間割コード 31727 月 4 授業の目標・概要 【共通目標】 曜限 担当教員 大塚 修 國分 功一郎 所属 教養教育高度化機構 教養教育高度化機構 教室 グループ1 1年 文一二(4,6-7,28)文三(4,16,18) 講義題目 名著から考える世界史 現代哲学の最前線
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