1年 文科 理科 2年 文科 理科 月 5 1年 文科 理科 2年 文科 理科 金 2 総合科目 C(社会・制度) 30255 S 31601 S 講義題目 授業の目標概要 安倍晋三内閣は8年目を迎え、長期政権となっている。 評価方法 教科書 ガイダンス 講義題目 授業の目標概要 経済学及び関連分野の第一線で研究に従事している研究者が、それぞれの分野における研究の現状をわかりやすく解説評価方法 教科書 ガイダンス 日本の権力構造:安倍長期政権の解明 安倍首相は発足当初から「三本の矢」:大胆な金融緩和、機動的な財政運営、成長戦略を掲げ、経済成長政策に積極的に取り組んだ。2015年秋頃より「働き方改革」「人づくり革命」などを掲げ、重点を社会・労働政策に切り替えて、政権を運営してきている。冷静に見ると、安倍内閣はアナウンスなく、社会民主主義政策の本格的実施に踏み切ったとも言える。また対外政策ではTTP、次いでTPP11、さらに日EU間のFTA交渉を妥結に導いた。その一方、「積極的平和主義」を主唱、集団的自衛権についての憲法解釈の変更に踏み切り、15年9月に安保関連法制を成立させた。この結果、日本は集団的自衛権を一定の条件のもとで行使できるようになった。また、従来に比べ、アメリカをはじめとする他国の軍隊に後方支援を行える条件が緩やかになったことにも注目しなくてはならない。さらには憲法改正に意欲を示し、自民党内で改憲議論が進んでいる。 安倍首相は以上の政策をどのように実現していくのだろうか。安倍内閣の下で政策はどのように立案され、実施されているのか。 振り返ってみると小泉内閣は2001年4月から2006年9月までの長期政権であった。その後、存続期間が1年前後の短命政権が続いた。安倍内閣の場合はどうなのか。 2000年代以降の日本の政治を分析する上で一つのことを留意する必要がある。それは、1990年代から2001年にかけて日本の統治構造が大きく変革されたということである。この変革は日本の権力構造を大きくかえ、その中で、長期政権や短期政権が現れている。基本的には首相の指導力は高まっており、その傾向は安倍内閣の下でも続いている。 2018年度の「日本の政治」の目的は二つである。第一の目的は、日本の権力構造や政策決定過程のあり方を理解することである。より具体的には次の三つを理解してもらいたい。一つは日本の権力構造の長期的変化のあり方。二つは日本の政治過程、政策決定過程の動態。三つは、この二つを踏まえた上での現在の安倍内閣の政策決定過程のあり方。 また、講義と併せて、①戦後日本の政治の歩み、②現代日本の権力構造を分析する代表的な本、論文をシラバスにそって講読することが、重要な履修条件となる。 第二の目的は受講者にレポートの一つの書き方を修得してもらうことである。レポートを書くことの目的は単にレポートで取り上げるテーマについて 情報としての知識を身につけることにとどまるものではない。レポートを書く作業を通じてわからないことを調べる力、ものごとについて考える力、多くの事象 を重要な点にしぼって観察する力を養うことになる。 授業ではSNSの活用などにより双方向性を作り出すことを試みる。 日本政治を見る力を養うために、本授業の受講者に多くのことを学んでもらいたい。従って、本講議の受講者は以下の三つの履行条件を満たすことが求められる。 ① 期末試験 講議内容を基に出題される期末試験を受験すること。 ② 課題 毎週出される課題を宿題として行い、提出すること。 ③ レポート作成 安倍政権の政策を一つ選んで、その政策決定過程について授業の内容を参考にしながら分析すること。 課題、レポートの内容については第1回授業時に説明する。 次の教科書を使用する。/Will use the following textbook 首相支配:日本政治の変貌, 日本の統治構造, 二つの政権交代, 自民党:一強の実像 書名 著者(訳者) 竹中治堅 飯尾潤 竹中治堅 中北浩嗣 出版社 中公新書 中公新書 勁草書房 中公新書 首相支配はキンドル版を利用 その他 第一回授業日に行う。/Will conduct guidance at first time 経済学研究の現在を理解する し、経済学や関連分野のおもしろさや有効性についての理解が広がることを目標とする。 「経済学? (゚Д゚)ハァ?」「経済学www」といった知的態度の学生の履修も強く歓迎する。 各講師担当部分から出題する期末試験を行う。 教科書は使用しない。/Will not use textbook 第一回授業日に行う。/Will conduct guidance at first time 513教室 743教室 時間割コード 時間割コード 開講 授業科目名 日本の政治 開講 授業科目名 現代経済理論 担当教員 竹中 治堅 担当教員 渡辺 安虎 所属 法・政治 所属 経済学部 曜限 教室 曜限 教室 対象 対象
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