1年 文科 理科 2年 文科 理科 総合科目 C(社会・制度) 30827 S 評価方法 教科書 ガイダンス セクシュアリティとジェンダーの社会学 講義題目 授業の目標概要 セクシュアリティとジェンダーについて、大学生として最低限知っておくべき知識を伝える講義です。2019年度入学式での上野千鶴子さんの式辞が話題となりました。あのような指摘が未だに必要なほど、東京大学の現状には問題が多くあり、かつそのことに気がついていない学生さんたちが多いのだろうと思います。この講義を通じて、ジェンダーやダイヴァーシティに関する最低限の常識を身につけてほしいと願っています。 セクシュアリティ編については、「下ネタの講義」という誤解、風評被害に悩まされていますが、きちんと履修した学生さんはそのような感想を決して持たないはずです。そういった愚かな反応がなぜ起きるのかも含めて、一貫した問題意識の下で「社会科学の立場から性を考える」とはどういうことなのかについて論じていきます。「本能」だと勘違いされている「性」を自然科学とは異なるアプローチで読み解きます。 ジェンダー編は、みなさんの人生設計そのものに関わります。この講義は東大全体で女性の履修者がもっとも多いもので、優秀な女子学生の未来が、男子学生のそれとどう関わりを持つのかについても、この講義を通じて、考えてもらいたいと思います。 今回2017年末に出した本を教科書として指定していますが、それに則って講義をするのではありません。講義で触れるいくつかの論点について、『ジェンダーとセクシュアリティで見る東アジア』の中で言及している、というだけです。 期末試験 次の教科書を使用する。/Will use the following textbook 書名 著者(訳者) 瀬地山 角 編著 出版社 特に行わない。/Will not conduct guidance ジェンダーとセクシュアリティで見る東アジア 勁草書房 1323教室 時間割コード 開講 授業科目名 ジェンダー論 担当教員 瀬地山 角 所属 社会・社会思想史 水 5 曜限 教室 対象
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