1年 文科 理科 2年 文科 理科 火 2 1年 文科 理科 2年 文科 理科 月 1 総合科目 B(国際・地域) 時間割コード 30348 S 30014 S 講義題目 授業の目標概要 授業の目標: 評価方法 教科書 ガイダンス 講義題目 現代文化人類学 授業の目標概要 これまでの文化人類学は、いわゆる伝統的世界を対象として、長期のフィールドワークに基づき、「異文化」があるかのように民族誌を書いてきた。しかし今日では、グローバリゼーションの影響で人、モノ、情報などが自由に行き来し、どんな辺鄙な村の人々もスマートホンフォンを使用しているという同質化が生じている。他方、学校や街などでは異なる言語、異なる生活習慣などを持つ人々が増え、より日常的な「多文化理解」が試されている。こうした中、文化人類学では、人類学者のフィールドに対する特権性が批判されてから、社会や集団「全体」よりも「個」に着目するようになり、さらに領域横断的になっている。他方経済学では、市場経済が信用取引を基盤とすることから、「個」に着目しながらもその背景にある信頼のような社会や文化まで研究の射程におさめようとしている。ともに「個」に注目しながら、グローバリゼーションによる変化の中で、人と人、人とモノ、さらに視野を広げて、人と自然との関係まで視野に入れて、全体像をつかもうとしている。授業では、主に経済人類学および近接の学問分野のテーマから、研究視点や思考方法を学ぶことで、「他者理解」の多様性と可能性を見直すきっけをつかんでもらうことを目標とする。 リアクションペーパー(20%)、中間テスト(40%)、期末テスト(40%)。 教科書は使用しない。/Will not use textbook 第一回授業日に行う。/Will conduct guidance at first time 評価方法 教科書 ガイダンス 現代民俗学入門―日常学としての民俗学 現代民俗学の概観を講義する。1970年以降、認識論的な大転回を遂げたドイツの民俗学理論に基づいて、主として日本の事例に照らし合わせながら、紹介する。 授業の概要: 民俗学とは何か。多様な定義があるものの、日本民俗学の創始者とされる柳田國男は「事象そのものを現象として、ありのままに凝視し、『わかっている』、『当り前だ』といわれているその奥の真理を洞察すること」(『民間伝承論』1934)だと定義した。身の回りの日常的でありふれた事象への着目が、民俗学の起点となるが、1970年の「ファルケンシュタインの原則」以降、ドイツでは「民俗」ではなく「日常(alltag)」を対象化し、文化形態の移転のプロセスを分析する科学としての民俗学が構築される。本講義では、未だロマン主義的傾向の強い日本の「民俗」学ではなく、科学としての民俗学を具体例を通して示していく。 定期試験期間中に論述式試験 プリントを配布する。/Will distribute handouts 第一回授業日に行う。/Will conduct guidance at first time 1212教室 159教室 時間割コード 開講 授業科目名 民族文化論 開講 授業科目名 現代文化人類学 担当教員 岩本 通弥 担当教員 古川 勇気 所属 文化人類学 所属 文化人類学 曜限 教室 曜限 教室 対象 対象
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