2020Sシラバス
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1年 文一二(17,22) 文三(16)理一(29,39) 金 3 1年 文一二(17,22) 文三(16)理一(29,39) 金 3 総合科目 L 英語中・上級 31167 S 31168 S 評価方法 教科書 ガイダンス 評価方法 教科書 ガイダンス 108教室 103教室 時間割コード 時間割コード 開講 授業科目名 (クラス指定セメスター型) 短編小説を読む 講義題目 授業の目標概要 この授業では20世紀の英語圏のノーベル賞クラスの作家の短編をいくつか精読し、20世紀の世界の歴史や新しい文学形式に注意を向けながら、英語の読解力増進を図ります。精読の授業ですので、細かいニュアンスも含めてすべてを訳出していきます。その過程で、英語の表現に関して辞書を丹念に調べたり、文脈に応じての意味をじっくり考えたりする訓練をします。 平常の参加度と期末テスト。 プリントを配布する。/Will distribute handouts 特に行わない。/Will not conduct guidance 開講 授業科目名 (クラス指定セメスター型) 「悪の陳腐さ」を通して人間性を探り、「自由」を思索する 講義題目 授業の目標概要 本講義では、政治哲学者ハンナ・アーレントの提唱した概念である「悪の陳腐さ(the banality of evil)」と経済学者フリードリッヒ・フォン・ハイエクの提唱した「自由主義(liberalism)」について受講生とともに思索を深めていきたい。その作業を通して、複雑な思考を英語で理解し、英語で表現する力を涵養していく。 アーレントは、その著書『エルサレムのアイヒマン』において、悪を成すのは、特別な人間ではなく、むしろ普通の人間であると指摘している。もし、アーレントの言うように、凡人こそが邪悪な行為をするのだとすれば、我々は一様に悪に陥る可能性を秘めていることとなる。では、一体、どのようにすれば、我々は、「陳腐な悪」に陥らずに済むのだろうか。学期中、前半部では、様々な角度からこの問いに対して向き合っていくが、特に人間の自由意志について考えを巡らせることが多くなるだろう。 学期の後半は、ハイエクの著作・論文を精読していく。ハイエクの思想のエッセンスを理解することを通して、社会における個人の自由について思索を深めていきたい。ハイエクが人間の自由についてどう考えていたか、この理解を踏み台として受講生には自分の自由論を形作ってもらう。これが学期後半の到達目標である。 受講生は、TED Talkなどのインターネットの動画視聴あるいは英文のリーディングを課題として課されるので、事前に配布されるStudy Questionsに答えておくことが求められる。受講生自身が自分の手と頭を使って下調べをして講義に臨んでいることを前提にして、教員は授業を行う。自分の頭で人間性の本質を理解しようと足掻き続けることを厭わないもの、「呻きつつ求める」(パスカル『パンセ』)ものを歓迎したい。 本講義の到達目標は、以下の通りである。 ・「悪の陳腐さ」「自由主義」について、その概念と由来・歴史的背景を正確に理解し、その概要を英語で説明できる。 ・「悪の陳腐さ」「自由主義」に関する自分の見解を、わかりやすい英語で説明できる。 ・「実践知」「自由意志」「決定論」「実存主義」「個人主義」といった概念を正確に理解し、その概要を英語で説明できる。また、それについての自分の見解を英語で述べることができる。 Attendance and participation: 30% Mid-term exam: 30% Final exam: 40% プリントを配布する。/Will distribute handouts 特に行わない。/Will not conduct guidance 英語中級 英語中級 担当教員 所属 田尻 芳樹 英語 担当教員 所属 古田 直肇 英語 曜限 教室 曜限 教室 対象 対象

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