1年 文科 理科 60228 A2 2年 文科 理科 授業の目標概要 ■全学体験ゼミナールを履修する場合は、必ずUTASでシラバスを参照し、本冊子には掲載されていない詳細な授業内容等を確認したうえで、履修登録を行ってください。 【注意】この授業は高校時代に山岳部やワンダーフォーゲル部に所属した人を対象とするものではありません。山野に興味ある人に、安全に山を楽しんでもらい、同時に山や森林で営まれる林業を意識し考えてもらうために実施する講義です。人並みの体力は必要ですが、山歩きとしては初級向けですので誰でも参加できます。 あなたはふらのゼミの既修者あるいは未修者? このゼミは夏に富良野岳に登った学生に、ふらのゼミで得た視点を持って、もう少し身近な山を森林・林業を意識しながら歩く機会を提供することを目的に立ち上げた講義です。でも、興味を持ってこのシラバスを眺めてくれているのでしたら、あなたが未修者であったとしても何も問題ないでしょう。このゼミを契機として来年のふらのゼミに繋がることを期待したいと思います。 北海道・富良野を舞台に展開したふらのゼミでは、ゆっくりと、足下の植物たちを観察しながら、空気を、日差しを、そして歩くことそれ自体を楽しみながら歩けたでしょうか?大自然を十分に満喫したその次に、人が向きあう林業の森に向かいましたが、そこでは人が自然に向き合う営み、すなわち一次産業を意識することができたでしょうか?もう一度意識しながら山を歩いてみる、本ゼミはふらのゼミを補完することを強く意識してデザインしました。 森に何を学ぶべきでしょう。何を学ぶべきかを考えに森に誘う。そういうゼミにします。 夏ゼミで登った富良野岳は森林限界を超える世界を垣間見るという点で、ある意味で特別な体験であったと思います。本ゼミ「森に学ぶ 森林・林業を意識しながら歩く低山」では、富良野岳に比べればもっとありふれた山を歩きます。少し意識して歩く低山をお楽しみいただきたいと思っています。 大方の日本人(もちろん東大生も含め)は日本は先進国だと思っていると思います。先進国とは一次産業を捨て高次産業にシフトすることを意味するのでしょうか?大卒エリート(?)は一次産業に携わらない?携わる必要がない?本当にそれでよいのしょうか? ふらのゼミで自然の中にどっぷりと身を置いたことで、ちょっと内に変化が起った君たちには(来年度そういう変化を体験しようと思う君にも)、たっぷりとその様なことを考えてもらいたい。答えはない。答えは君達が積み上げていくものなのです。よく考えたあとで、仕上げにもう一度大自然の中に身を置いてみよう。 ※このゼミは9月26日(木)18時40分~19時45分に1313教室にて行われる農学部合同説明会への参加を予定しています。 講義の受講態度により合否を判定します。 教科書は使用しない。/Will not use textbook 特定日に行う。/Will conduct guidance at another time 2019/9/27 5限/5th Period「伊豆に学ぶ」と同じ教室で。10/3の6限もアリ 全学体験ゼミナール 評価方法 教科書 ガイダンス 1 時間割コード 開講 森に学ぶ 森林・林業を意識しながら歩く低山 A2 講義題目 担当教員 所属 曜限 単位 鴨田 重裕 農学部 集中 教室 対象 シラバス参照
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