2019Aシラバス
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1年 文科 理科 2年 文科 理科 授業の目標概要 主に駒場の2年生を対象とし(1年生も参加可能)、Molecular Biology of the Cellを英語で読むことで、生命科学を英語で1年 文科 理科 2年 文科 理科 化石エネルギーの大量消費により地球温暖化が進行しており、CO2排出量を削減し地球温暖化を防止することは最重要課題となっており、CO2排出量を1/10まで提言する必要があると言われている。温暖化対策として考えられているのが以下の3つである。 1.太陽光、風力、バイオマスなどの再生可能エネルギーの導入促進 2.省エネルギー 3.CCS(Carbon Capture and Storage)またはCCUS 堤 敦司 まず、CCSであるが、石油やLNGを液体で輸入して、燃焼させ、質量が3~5倍に増え、窒素で5倍に希釈された排ガスからC02を分離し、それを液化させて地中に埋め戻すということが、本当に正しいことであろうか? 次に、省エネルギーだが、産業分野では絞りきった雑巾に例えられるように、省エネルギーの余地は少ないと言われている。また白熱球をLEDに変えるなど高効率機器の導入や節電・省エネなどにより電力消費は低減できる。しかし、実際は、世界の電力消費は伸び続けている。 再生可能エネルギーは、多くの人が期待しているが、人類が消費しているエネルギーは莫大であり、バイオマスのポテンシャルは半分にも満たない。太陽光のポテンシャルは4桁ほど大きい。しかし、地球に降り注ぐ太陽エネルギーは、大気や水の地球規模での循環の推進力であり、大規模な太陽光発電が導入に伴い、間違いなく局所的な気候変動をもたらす。まして森林を伐採して太陽光パネルを設置することがどれだけの環境破壊を引き起こすか十分に検証する必要がある。結論として、従来の温暖化対策では不十分である。エネルギー消費量そのものを1/10にする以外、温暖化問題を解決することができないと考えられる。 エネルギーは熱力学第一法則で保存されていることはよく理解されている。すなわち、エネルギーは「消費」できないもの、使っても使っても決して減らないもののはずである。しかし、実際は、人類は膨大な化石エネルギーを「消費」しており、地球環境問題などを引き起こしている。この矛盾は、どう理解すれば良いのか?この講義では、まずこの疑問に答えるべく、エクセルギー、アネルギー、エクセルギー再生、といったエネルギー科学技術の基本理論を学び、現代のエネルギー生産・利用における科学技術を体系的に学習し、その問題点を明らかにしていく。そして、エネルギー消費量を1/10にする技術体系の可能性について考察し、持続可能な社会を構築する具体的なエネルギー技術戦略について議論する。 出席とレポート 教科書は使用しない。/Will not use textbook 第一回授業日に行う。/Will conduct guidance at first time 2019/11/29 金 5 全学自由研究ゼミナール 60212 A2 エネルギー基礎論 51294 A 授業の目標概要 評価方法 教科書 ガイダンス 評価方法 教科書 ガイダンス 学ぶ習慣を身につけ、さらにその基礎となっている原著論文を読む事が出来るようになる事を目標とする。 ※ガイダンス場所:医学部・教育研究棟二階 N203、および教養学部 (教室は後ほど発表) 初回9月27日(金)5限 ※開講場所:医学部・教育研究棟二階 N203、本郷に来られない学生のために教養学部にて遠隔講義を行うことも検討する(教室はのちほど発表)。 出席と上記のプレゼンテーションに基づいて評価を行う。 次の教科書を使用する。/Will use the following textbook 書名 著者(訳者) Bruce Alberts, Alexander Johnson, Julian Lewis, David Morgan, Martin Raff, Keith Roberts, and Peter Walter 出版社 ISBN 特定日に行う。/Will conduct guidance at another time 2019/9/27 5限/5th Period 医学部・教育研究棟二階 N203、本郷に来られない学生のために教養学部にて遠隔講義を行うことも検討 Molecular Biology of the Cell Molecular Biology of the Cell 6th edition Garland Science 978-0815344322 教養教育高度化機構 金 4, 金 5 2 2 K113 118 時間割コード 時間割コード 開講 講義題目 開講 担当教員 講義題目 輪読ゼミ 所属 担当教員 所属 尾藤 晴彦 医学部 曜限 単位 教室 曜限 単位 教室 対象 対象

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