2019Aシラバス
271/346

1年 文科 理科 2年 文科 理科 今年で7年目となるこのゼミでは、多読、乱読、ときに精読を心がけ、古今東西の政治学に関する本を「読み破る」ことを目標にします。毎週1冊本を読んで短いペーパーを書いて全員が事前にそれを読んだ後ゼミが始まります。ゼミでは、いくつかのペーパーを取り上げて、全学生が意見を言う、質問をする、反論をする、といった議論を繰り返します。もちろん人の意見をじっくり聞くことも大事です。教員はできるだけ議事進行に努めますが、ここぞというときには今学生に必要と判断したコメントを出すようにします。学生同士の議論が基本です。そこから何が得られるのでしょうか。もちろん政治と政治学についてよりよい読みを目指して理解を深めることはとりあえずの課題です。しかしそれだけではありません。まずは自分の考えを構築してみましょう。その上で他の学生からの質問で驚いたり考え直したりすることで、一冊の本に対する多様な理解があることを知るでしょう。集合知としての本に対する理解というものがあることに気づいてほしいと思います。そこから初めて自分の読みが広がります。このように自分の読みを深め広げることこそが、これから勉学を深めたり、研究に踏み込んだり、自分の人生を生きぬく力を得る源泉なのです。ゼミでは、そのためにいろいろな仕掛けを用意しています。著者同席の回や、「私の勧める一冊」という回もあるでしょう。アフター・ブック・サロン、ブック・トリップ、ラボ・アドヴェンチャーもあるでしょう。すでの多くの修了生がいますが、 夏休み・冬休みにはOB・OGも参加する合宿を行います。合宿で何をするかは未定ですが、ここ数年、夏合宿は本の集中的な講読、冬合宿は本に関するドキュメンタリーを製作することが課題でした。 ※受講人数:あらかじめ制限はしない。 ※開講場所:駒場Ⅱキャンパス・先端科学技術研究センター13号館2Fセミナー室(225号室) 平常点による。 教科書は使用しない。/Will not use textbook 第一回授業日に行う。/Will conduct guidance at first time -多読・乱読・精読ゼミ- 木 5 A 1年 文科 理科 2年 文科 理科 ソ連崩壊後に誕生した国々の多くはソ連の負の遺産を抱えたままで、それぞれの国内事情や国際環境等に応じた速度と程度で民主化・資本主義化の道を、(前向きであれ後ろ向きであれ)進んでいる。民主主義への移行にしばしば伴う国内社会の混乱をいかに抑えるか。民主化を融資や援助のコンディショナリティとする欧米先進国にどう取り入るか。15か国の道のりは一様でなく、また、平坦ではありえない。 この授業では、非民主主義国家の開発の問題を、国連の持続可能な開発目標(SDGs)に照らして考える。具体的には、旧ソ連諸国の中でもとくに強い権威主義体制の国と言われるトルクメニスタンを取り上げ、開発、民主化、安定を検討する。 *この授業は、A2タームの集中講義として行われる国際研修「平和のために東大生ができること:トルクメニスタン研修」の事前準備および選抜を兼ねる。トルクメニスタンへの国際研修に参加したい者は必ず初回ガイダンスに参加し、この授業に履修登録すること。 授業の中で行われる議論へのコミットメント、毎回のレポートおよび最終レポート 教科書は使用しない。/Will not use textbook 第一回授業日に行う。/Will conduct guidance at first time 全学自由研究ゼミナール 51287 51474 A 授業の目標概要 評価方法 教科書 ガイダンス 授業の目標概要 評価方法 教科書 ガイダンス 先端科学技術研究センター 教養教育高度化機構 木 5 2 2 KALS 時間割コード 時間割コード 開講 読み破る政治学 開講 講義題目 平和のために東大生ができること 講義題目 担当教員 岡田 晃枝 担当教員 所属 牧原 出 所属 曜限 単位 曜限 単位 教室 対象 シラバス参照 教室 対象

元のページ  ../index.html#271

このブックを見る