1年 文科 理科 2年 文科 理科 国連で、193カ国の首脳によって採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」(2015)。SDGsは、2016年から2030年までの国際の優先事項を定めたもので、「誰一人取り残さない(Leaving no one behind)」こと、すなわち「インクルージョン」をコア概念としている。国連では、女性、子供、移民・難民・国内避難民、先住民・少数民族、障害者、高齢者、LGBT等のインクルージョンが重点課題とされている。偏見や差別により周辺化された人々は、身体的・性的暴力や殺人を含む人権侵害、貧困、健康問題を始めとする様々な開発上の困難に曝されることが多い。また、国際社会においては、障害、LGBT、精神保健等、テーマ自体が周辺化されることもある。 2019年Aセメスターは、SGDsにおいて優先事項として含まれた「性と生殖に関する健康(Sexual and Reproductive Health:SRH)」を主要テーマとする。SRHとは、ジェンダーの平等が達成され、人が安全で満ち足りた性生活を営み、結婚をするかしないか、子どもを産むか産まないか、産むなら何人産むかを自由に決められることであり、国連人口開発会議(カイロ)以降、人口問題の根本理念として国連の優先事項の一つとされている。一方で、性教育、避妊具の使用、望まない妊娠、妊産婦保健、HIVを含む性感染症、性暴力、女性器切除、LGBTI、人身取引等、宗教や文化と深く関わるテーマを多く含んでいるゆえ、国際の合意が難しく、開発途上国の現場でも周辺化されやすい分野の一つでもある。ジェンダーや人権、教育・保健、そして貧困削減においても基礎をなすSRHをめぐっては、国連人口基金(UNFPA)をはじめ、国連児童基金(UNICEF)、世界保健機関(WHO)、国連教育科学文化(UNESCO)、国際移住機関(IOM)等、多くの国連機関が様々な取組みを行っている。しかし、昨今も、文化的または政治的観点から論議を呼んでおり、例えば、米国トランプ政権は、UNFPAへの資金拠出を停止している。 本講義では、国連機関職員や当事者を含む講師から現場の状況を学びつつ、学生間の討議や調査を行い、SRHをめぐる国際社会の新しい解決策を考える。また、これを通して、国連の実際およびインクルージョンについて学ぶことを目的とする。 授業への参加と課題 。 教科書は使用しない。/Will not use textbook 第一回授業日に行う。/Will conduct guidance at first time 1年 文科 理科 2年 文科 理科 「図書館の学び・活用・提案」(通称「こまとちゃんゼミナール」)は、教養学部生のホームライブラリーとなる駒場図書館の使い方を身に付け、大学の学習や研究に役立てるとともに、図書館と学生の協働や学びのあり方について考える授業です。担当教員による授業進行を中心に、駒場図書館からの協力を得て実施します。 A1ターム実施分「図書館の学び・活用・提案①」では、大学図書館をよりよく利用するための実習を行います。具体的には、1.駒場図書館の概要を知る、2.学習や研究のための図書館の活用方法(参考図書スペースやレファレンスサービス等)を学ぶ、3.情報を探すための基本的なデータベースの使い方を実習する(学外GWサービスの利用を含む)を通して、学内で利用可能なリソースを使いこなすことを目標とします。詳細はWebサイト(http://www.sr.komex.c.u-tokyo.ac.jp/index.html)を参照の上、初回ガイダンスに参加してください。 ※受講人数を20名程度に制限します ※本授業の受講生はA2ターム実施の「図書館の学び・活用・提案②」への連続履修が望ましいです ※授業内容は受講人数等により変更する可能性があります ※「こまとちゃん」は駒場図書館の公式キャラクターです 出席状況、授業への貢献度、課題提出状況とその内容から合否判定を行います 教科書は使用しない。/Will not use textbook 第一回授業日に行う。/Will conduct guidance at first time 全学自由研究ゼミナール 51471 A1 国連とインクルージョン 井筒 節 51315 A1 授業の目標概要 評価方法 教科書 ガイダンス 授業の目標概要 評価方法 教科書 ガイダンス 教養教育高度化機構 木 4 1 1 115 K201 時間割コード 時間割コード 開講 講義題目 開講 講義題目 図書館の学び・活用・担当教員 担当教員 岡本 佳子 教養教育高度化機構 木 4 提案① 所属 所属 曜限 単位 曜限 単位 教室 対象 教室 対象
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