1年 文科 理科 2年 文科 理科 木 5 A 1年 文科 理科 2年 文科 理科 火 2 A 総合科目 B(国際・地域) 50888 50304 講義題目 授業の目標概要 評価方法 教科書 ガイダンス 講義題目 授業の目標概要 評価方法 教科書 ガイダンス 沖縄近現代思想史 <目標> 1.沖縄に関する19世紀半ば以降の歴史学習を通じて、高等学校段階の世界史及び日本近現代史の知識や理解の枠組みを批判的に捉え返せるようにする。 2.ある地域の歴史から現代世界の諸問題と密接に関わる普遍的課題をつかみとる能力を身につけ、歴史研究の意義と可能性について理解できるようにする。 3.幅広い性格の史料を読解することで、近現代史研究の基本的な進め方について学べるようにする。 4.関連する映像の視聴、ならびに映像に関する課題に取り組むことで、歴史に関する映像資料の読解力を高める。 <概要> 19世紀半ば以降、現在までの沖縄をめぐる近現代史について講義する。特に「琉球処分」から地上戦・軍事占領を経て現在にいたる期間、沖縄に生きる人々が試みた「自立」をめぐる思想的模索を概観していく。人々は自立を阻む国際的・国内的権力状況にいかなる抵抗を試み、どのような思想を育んできたのか。この問いへの答えを、当時の具体的な史料の読解を通じて明らかにする。その際、沖縄近現代史を「沖縄問題」なる基地・安保問題の単なる背景とみなす狭い理解を排し、一方で近代以来の東アジア史の変動のなかに沖縄を位置づけ、他方で現代的課題の淵源を探究する理論的枠組みをもって、その実態に迫る。そのために、政治史・経済史・国際関係史の基本的な動向をおさえつつも、特に社会史・思想史的な観点を重視する。それにより、受講者が現代日本と世界の関係を新たに見据えるための歴史的視座を養う一助としたい。 1.授業参加状況:レスポンスシート(毎回要提出)に書かれた感想・質問・意見等を評価する。(50%) 2.中間レポート:講義中に視聴する映像作品についてレポートを作成・提出する。(20%) 3.期末レポート:講義内容をふまえた具体的な課題は授業中に指示する。(30%) *以上3点による総合評価(計100%) *1・2については、授業中(随時)に全体 プリントを配布する。/Will distribute handouts 特に行わない。/Will not conduct guidance 日常史としての衣食住ー民俗学からみた近現代日本の暮らし 民俗学からみた近現代日本の暮らしの変化を扱うが、例えば衣生活に関わる日本の近代は、一貫して和装から洋装への転換であった。しかし、いかに洋風化が進んでも、例えば玄関や上がり框では履物を脱いで素足で上がったり、あるいはスリッパという室内履きに履き替えることは、今も病院や学校などに残されている。本講義ではすでに古典となっている柳田國男の『明治大正史世相篇』(1931=1993)を講読するともに、それにならって、近現代日本の世相や生活の変化を、引き続いて概観する。テキストとして『明治大正史世相篇』は毎回ほぼ2節ずつ精読してゆく。 学期末テスト 次の教科書を使用する。/Will use the following textbook 書名 著者(訳者) 柳田國男 出版社 特に行わない。/Will not conduct guidance 明治大正史世相篇 講談社学術文庫・中公クラシックス・平凡社東洋文庫・定本・全集 511 1212 時間割コード 時間割コード 開講 授業科目名 近現代史 開講 授業科目名 歴史と文化 担当教員 戸邉 秀明 担当教員 岩本 通弥 所属 歴史学 所属 歴史学部会 曜限 教室 曜限 教室 対象 対象
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