2019Sシラバス
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初年次ゼミナール理科 グループ4 1年 理一(23,26,28-29,33,36-37)理二三(12,16,24) 31407 31446 授業の目標・概要 ロボットは、人間・機械・情報を結ぶ知的なシステムです。ロボットは、コンピュータ単体とは違って、自ら移動したり、ものを動かしたりすることができます。生物の仕組み、特に脳神経系の働きは、知的なロボットを作るヒントになります。一方、人間以上の速度やパワー、インターネット上の知識の利用など、生物を超え得る潜在力を持っています。 この授業では、知能ロボットを構成する基本要素や、知的な振る舞いの作り方を学ぶため、最新版のLEGO Mindstormsを利用して実際にロボットを作ってもらいます。ただし、LEGOはあくまで入門の道具であって、授業の中では、最新のロボット研究の 成果にも触れてもらい、知能とはなにか、現代社会で必要とされるロボット・システムとは何かを、議論してもらいます。また、グループワークを通じた、工学的な思考方法の習得や、問題解決のアイディアをわかりやすく伝える技術の学習も狙いです。 初年次ゼミナール理科の評価方法によって評価します。 教科書は使用しない。 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 31447 授業の目標・概要 人間行動のメカニズムに関する科学的関心が、現代日常世界の課題と関係していることを理解し、日常世界の体験と科学的研究の両者を結ぶ研究テーマを企画することを試みる。 第I部では創造性の向上が現代社会の様々な場面で課題となっていることを学び、創造性を高める環境デザインを対象にして研究テーマを考える。実際に企業・研究所で行われている創造性向上のためのオフィス環境改善の事例を見て、その背景にある研究を探索する。探索を通して最終的には自分の実証したい新しい研究テーマを見つけ、探索した研究の手法を参考にして実証研究を企画することを目標とする。 また第II部では、日常における判断と意思決定を対象にして研究テーマを考える。認知科学分野で行われている判断と意思決定の実験を体験し、実験に不可欠な統計について学んだあと、統計処理を念頭に入れた自分たちの実験計画を作成する。前半より踏み込んだかたちで、実際に実施可能な実験計画を作成することを試みる。 初年次ゼミナール理科の評価方法によって評価します。 (この講義での個別の評価基準) 日常的な出来事から研究のテーマを見つけ出し、科学的検討のプロセスに落とし込むことができたか 教科書は使用しない。 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 成績評価方法 授業のキーワード 論文読解・問題発見・研究企画、認知科学、環境心理学、心理学実験・フィールド調査 教科書 ガイダンス 成績評価方法 授業のキーワード 問題発見・解決型、工学/知能機械・ロボティクス、グループワーク、ものづくり、知的情報処理 教科書 ガイダンス 授業の目標・概要 (授業の概要) 成績評価方法 授業のキーワード 実験データ解析型、工学/力学、設計、生産、3Dプリンタ、剛体の力学、設計、CAD 教科書 ガイダンス 日本は、「ものづくり」が重要と言われていますが、「ものづくり」とは何でしょう?自動車、パソコン、テレビ、携帯・・・と製品が、まず思い浮かびますね。こうした製品に加えて、ライト、センサー、タイヤ、レンズなどの部品や、鋼、ウエハ、ガラス、プラスチックなどの素材を生み出すことも、「ものづくり」です。 この「ものづくり」というのは、目標とする機能があり、それを満たす設計を行い、その設計に基づいて実際に作製し、作られた製品を評価するという一連の流れで成り立っています。「ものづくり」は、お互いが関連しており、作製方法を知らなければ、設計できませんし、目標とする機能の設定もできません。 本講義では、「コマ」の作製を通じて、ものづくりの一連の流れを体験してもらいます。「コマ」は誰もが知っていますね?なぜ、「コマ」は倒れずに回るのでしょうか?よく回る「コマ」はどういったものでしょう?その答えを、剛体と回転に関する力学を勉強してもらい、理解してもらいます。そして、その物理的な理解をベースに各グループが自由な発想の元、「オリジナルなコマ」を提案、設計し、実際に3Dプリンタで作製してもらいます。3Dプリンタは、優れていますが何でも作れるというものではありません。3Dプリンタを実際に体験し、精度などの特徴を理解して、設計にフィードバックします。 このように、本講義では、コマの力学、設計、3Dプリンタを勉強し、「世界オンリーワンのコマ」の作製を通して、「ものづくり」に関する総合的な知識を身につけます。 (授業の目標) ・回転、剛体に関する力学、ものづくり設計、3Dプリンタに関する知識を学びます。 ・与えられた課題の物理的特徴を理解し、ものづくり設計に活用する思考法を身につけます。 ・作製方法を理解し、ものづくり設計にフィードバックする能力を身につけます。 初年次ゼミナール理科の評価方法によって評価します。 教科書は使用しない。 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 81 K303 K401 K201 グループ4 1年 理一(23,26,28-29,33,36-37)理二三(12,16,24) 講義題目 知能ロボット入門 体験的ものづくり学 時間割コード 曜限 人間行動のメカニズムを科学的に探る―創造性と意思決定を例にして― 火4 火4 火4 ー3Dプリンタによるコマづくりー 担当教員 横山 ゆりか 植田 一博 山本 江 三村 秀和 情報・図形 工学部 工学部 所属 教室

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