2019Sシラバス
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木3 木3 木3 初年次ゼミナール理科 31490 授業の目標・概要 薬学部では、生命現象の理解を究めつつ、最終的なアウトプットとして創薬を視野に入れた研究を行っています。生命現象を深く理解するためには、生物を構成する最小単位である細胞のことを詳しく知る必要があります。そして細胞のことを詳しく知る方法として正常な細胞と正常でない細胞を比較し、その違いがどこから生じているのか調べることはとても有効な手段です。数多ある病気の原因は各々ですが、究極的には特定の細胞の機能異常が病気を引き起こしているとみなすことができます。これはすなわち病気の原因を探ることが正常な細胞の本来あるべき姿を知る手がかりにもなることを意味します。 このゼミナールでは創薬の対象となりうる各種の病気やその発症原因について学習しながら、正常な細胞の姿の一端を知ることを目的とします。さらにそれらの疾患を治療するためにはどのような戦略を取り、どのような創薬ストラタジーがあるかということをグループで考え、プレゼンテーションも行います。これらの作業を通じて文献やデータベースの探索方法、グループディスカッションの仕方、わかりやすいスライドの作成・発表方法などの習得も目指します。 初年次ゼミナール理科の評価方法によって評価します。 教科書は使用しない。 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 成績評価方法 授業のキーワード 問題発見・解決型、データ分析、数理統計、極値理論 教科書 ガイダンス 31469 授業の目標・概要 化学がつくり出す様々な先端材料(超伝導体や磁性体、太陽電池など)について、なぜそのような性質を示すのか、またどのような応用あるかについて調べ発表を行うとともに、簡単なデモンストレーションや実験を通して材料を体験する。 初年次ゼミナール理科の評価方法によって評価します。 教科書は使用しない。 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 成績評価方法 授業のキーワード 問題発見・解決型、化学/材料化学、先端材料、物性化学、デバイス 教科書 ガイダンス 成績評価方法 授業のキーワード 論文読解型・問題解決型、生物学/薬学、細胞生物学、分子生物学、創薬、グループワーク 教科書 ガイダンス 科学の技法:アクティブラーニングで学ぶ初年次ゼミナール理科 東京大学出版会 80 515教室 516教室 K401 時間割コード 31445 授業の目標・概要 データ分析とは現時点で入手可能なデータから(個別のデータにはあまり意味を持たない場合でも)重要な情報を抽出することが目標であり、取り扱うデータの種類、性質、どのような情報を抽出したいのか、などに応じて適切な分析手法を選択する必要があります。特に将来予測、すなわち現時点までの推移データから将来起こりうる推移を「外挿」することを目的とする場合、分析結果の少しの違いが予測幅に大きな変化をもたらします。 本ゼミナールでは、ある事象の最大値(あるいは最小値)、例えば ・ある地点において今後10年間で観測しうる最大降雨量 ・人間の寿命の限界(そもそも存在するのか) ・100m走の世界記録の限界 といった値について、れまでに観測あるいは記録されたデータを基に予測する分析手法について扱います。(あまり深く立ち入りませんが)分析手法の学習、文献調査、(興味のある事象についての)データ収集、分析手法の適用、結果の解釈とまとめ、という一連の流れを体験することによって、データ分析への関心が高まることを期待しています。 初年次ゼミナール理科の評価方法によって評価します。 次の教科書を使用する。 書名 著者(訳者) 東京大学教養教育高度化機構初年次教育部門・増田建・坂口菊恵編 出版社 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 曜限 データ分析を通じた未来予測 薬学を支える生物学の役割と貢献 講義題目 材料をつくり出す化学 担当教員 合田 隆 長谷川 哲也 小山 隆太 工学部 理学部 薬学部 教室 所属

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