2019Sシラバス
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木2 木2 わたしたちの複雑な生命活動は、多種多様なホルモンが、環境変化に応じて、適切に血液中へ分泌されることによって調節されています。この多種多様なホルモンは、ごく微量で驚くべき作用をします。例えば、「恋」や「食欲」、そして「睡眠」もこのホルモンによって調節されます。 本ゼミナールでは、ホルモンの生理作用やその生理作用を利用した先端医療への応用の可能性、そして生命倫理に関する課題について、各グループ内で討議を行い、その中で、仮説を設定し、そして結論を導き出し、その内容をゼミナール時間中にプレゼンテーションします。これらを通して、仮説から結論に至るまでの科学的な思考における基礎的な能力の習得を目指します。 (授業の目標) ・研究課題における目的や問題点を認識し、その解決のための手段を考えるという活動を行います。 ・仮説をたて、結論に至るまでに必要な科学的プロセスを考え、行動します。 ・自分の考えを、分かりやすく他人に伝え、情報を共有することで新たなアイデアや知見を得るための、コミュニケーション能力の基礎を身につけます。 初年次ゼミナール理科の評価方法によって評価します。 次の教科書を使用する。 書名 著者(訳者) 北口哲也、塚原伸治、坪井貴司、前川文彦 出版社 ISBN 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 木2 初年次ゼミナール理科 31402 授業の目標・概要 (授業の概要) 成績評価方法 授業のキーワード 問題発見・解決型、物理/定量生物学、モデル化、実験、仮説検証、グループワーク 教科書 ガイダンス 成績評価方法 授業のキーワード 問題発見・解決型、生物/生理学・神経科学、ホルモン、神経、内分泌、グループワーク 教科書 ガイダンス 成績評価方法 授業のキーワード 建築、デザイン、空間、製作 教科書 ガイダンス 生物学の歴史を振り返ると、メンデルの遺伝の法則に代表されるように、現象を担う「もの」の実体が理解されるより前に生命現象自体の「こと」としての定量的関係や法則性がまず理解され、その背景原理の解明につながった事例が多くみられます。近年になり、計測技術の進展も相まって、生命科学の研究では、定性的な実験データだけでなく、定量的なデータが多く得られるようになってきています。その結果、これまで物理学で主に行われてきたような、理論モデルの予言と実験結果の厳格な定量比較により、モデルや仮説の妥当性を厳しく検証し「こと」としての生命現象の本質に迫る研究が実現しつつあります。 そこで本授業では、グループワークや文献紹介、モデル構築や実験を通して、生命現象にみられる定量関係、定量法則について理解を深めるとともに、自ら新たな仮説をモデルとして表現し、その妥当性を評価したり、自ら仮説を検証する実行可能な実験を立案・実行できる能力を養うことを目指します。 この授業の具体的な目標は以下のとおりです。 (授業の目標) ・様々な生命現象にみられる定量関係、定量法則について理解を深める。 ・実験により明らかにされた生命現象に対し、その背景原理について自ら仮説やモデルを立てられるようになる。 ・自分の仮説を検証するための適切な検証実験を立案できるようになる。 ・自分のモデルをもとに、理論解析や数値シミュレーションなどにより、自ら結論や新たな予言を導くことができるようになる。 ・生命現象を「もの」の観点から知るだけでなく、「こと」として捉える観点を身につける。 初年次ゼミナール理科の評価方法によって評価します。 次の教科書を使用する。 書名 著者(訳者) 東京大学教養教育高度化機構初年次教育部門・増田建・坂口菊恵編 出版社 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 科学の技法:アクティブラーニングで学ぶ初年次ゼミナール理科 東京大学出版会 みんなの生命科学 化学同人 978-4-7598-1811-6 空間にこめられた意志をたどる 幻冬舎 4344952464 72 515教室 K401 時間割コード 31397 授業の目標・概要 (授業の概要と目的) 曜限 生命現象のモデル化と実験検証 ホルモンからヒトの行動を考える 講義題目 建築の可能性 担当教員 若本 祐一 坪井 貴司 川添 善行 生産技術研究所 所属 教室 物理 生物 シラバス参照 31412 授業の目標・概要 例えば、古い中世の教会を訪れ、その空間に感動したとします。そのとき、私たちは言語を超え、時代を超え、宗教を超え、その「空間」の持つ意味と力を理解し、感動したのだと思います。 空間とは、言語のようなもので、ある時代や、それを生み出した人の意思を、言語とは違うかたちで伝えるものなのだと思います。この授業では、空間が持つ力を理解し、それを生み出すためのトレーニングを行います。 開催場所:生産技術研究所S棟1F108室 初年次ゼミナール理科の評価方法によって評価します。 次の教科書を使用する。 書名 著者(訳者) 川添善行 出版社 ISBN 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。

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