2019Sシラバス
73/384

火1 (問題発見・解決型) 火1 火1 初年次ゼミナール理科 31436 31437 授業の目標・概要 システムダイナミクスは、多数の変数とその相互作用の数理的因果関係をグラフィカルな表現を用いてモデル化し、コンピュータシミュレーションによってシステムの動的挙動を解明する手法である。この手法は1970年代に人類の未来を予測したローマクラブレポート「成長の限界」で有名になり、以来、生態系や経済社会系などの複雑システムの解析手法として用いられている。本ゼミでは、主に力学系、生態系、経済社会現象などを題材に、システムダイナミクスによるシステムモデリングの基礎を修得するとともに、加えて各自が興味を持つ対象のモデリングを通じて応用力とシステム思考力を養う。 出席、発表、発表会での質疑への参加、レポートに基づいて行う 教科書は使用しない。 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 31489 授業の目標・概要 授業の目標、概要:新薬を開発するためには、少なくとも十数年に及ぶ研究期間と莫大な研究開発費を要します。創薬研究のプロセスは、探索研究、開発研究、臨床研究に大きく分類され、それぞれの研究段階において多くの研究分野が創薬を支えています。本授業においては、分子の細胞内動態・機能を明らかにする蛍光顕微鏡法、薬のターゲットであるタンパク質の立体構造を明らかにするX線結晶構造解析や核磁気共鳴法、薬物が私たちの体内でどうような挙動を取るのかを明らかにする薬物動態を取り上げ 、これらの技術が創薬においてどのような役割を果たしているのかを論文読解やグループワークを通して理解します。授業で取り上げる技術をはじめとする様々な創薬基盤技術の今後の可能性をグループで調査・議論し、プレゼンテーションを行います。 初年次ゼミナール理科の評価方法によって評価します。 教科書は使用しない。 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 授業の目標・概要 <授業の概要> 成績評価方法 授業のキーワード 問題発見・解決型、材料科学、ナノテクノロジー、バイオマテリアル 教科書 ガイダンス 成績評価方法 授業のキーワード システムダイナミクス、システムモデリング、一般システム理論、シミュレーション、未来予測 教科書 ガイダンス 成績評価方法 授業のキーワード 情報収集・問題解決型、物理系薬学、蛍光顕微鏡法、X線結晶構造解析、核磁気共鳴法、薬物動態 教科書 ガイダンス これまで材料科学分野で未解決の課題や将来こんな材料があればといった課題設定に対して調査し議論することで教科書に載っていない問題や社会的意義についてまとめプレゼンテーションを行う。教員から設定された以下の3つのサブテーマに対し、その背景から問題の抽出や発展させるための研究方法などグループに分かれ調査・討議し、最終プレゼンテーションをグループごとに行う。 <サブテーマ> サブテーマ1「デバイスの未来を劇的に変える身近な材料」 ・半導体の集積化技術はシリコンに対して予想される原理的限界に到達しつつあります。半導体デバイスが今後進化し続けるためには、新しい優れた材料の開発が急務です。その鍵を握っているのが、皆に身近な「鉛筆」の中にあるカーボン系材料です。カーボン系の歴史的背景の調査や、鉛筆の電気伝導の測定・解析等を通して、それが応用されていくであろうナノテクノロジーの将来を考えたい。 サブテーマ2「生物に学ぶ機能性高分子材料」 ・人類は古くから自然や生物にヒントを得て材料を開発してきました。近年の分子生物学やナノテクノロジーの進展は生物の分子レベル・ナノレベルでの理解を大きく深めたため、生物模倣技術も新展開を迎えています。本サブテーマでは生物に学ぶ機能性高分子材料の開発例を調査した後、どのような未来材料が考えられるかを議論します。 サブテーマ3「ものづくりから考える健康診断」 ・糖尿病患者が合併症を引き起こさないためには日頃の血糖値を自己管理する必要があります。また、アレルギーの発症は乳幼児で最も高く、その検査には多くの血液を採取する必要があります。このような自身の健康状態を診断するために様々なテクノロジーを駆使したバイオセンサが使われ、金属、半導体、高分子といった特徴ある機能を持った材料が使われています。本サブテーマでは、ものづくりの視点に立って健康診断の現状と課題について議論したい。 初年次ゼミナール理科の評価方法によって評価します。 プリントを配布する。 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 71 K201 E25教室 K402 時間割コード 曜限 材料科学の課題と先端的応用 システムダイナミクス入門 薬学を支える基盤技術の役割と貢献 講義題目 担当教員 坂田 利弥 古田 一雄 西田 紀貴 工学部 工学部 薬学部 所属 教室

元のページ  ../index.html#73

このブックを見る